2020年2月2日(日)付

大町の魅力や情報1冊に 岳陽高生 信大生 「まちのてらこや」集大成

 大町岳陽高校2年生15人と信州大学生がまとめた、大町市の魅力が詰まった情報冊子「ohoh(オーオー)」が完成した。大町の魅力を発見し、地元の若者や地域住民に発信する1年かけて取り組んだプロジェクト「まちのてらこや」の集大成として、「大町をもっと好きになってほしい」と思いを込めた。
 オーオーは、大町の良いところに対する感嘆の「オー」と、悪いところに対する落胆の「オー」という意味。掲載する情報は高校生が発信したい大町の良さや課題から発展した取り組みなどで、講座の中で開催した大町の水の良さを知ってもらうイベントや、高校生の放課後の居場所となるカフェなども紹介している。
「あめ市」池田で買い物を 「にぎわい」催し多彩

 池田町商工会商業部会は1日と2日、「池田あめ市」を2丁目のシェアベースにぎわいで開いている。「お買い物は池田町で」を合言葉に、初日から家族連れなどが大勢来場しにぎわった。
 会場では商業部会によるから揚げやうどん、焼き芋の売店や、地元野菜やおやき、お菓子などの販売ブースが並んだ。大型店やにぎわいで行われた福まきには、多くの町民が押しかけ、宙を舞うお菓子などに手を伸ばした。初日は池田町をホームタウンとするサッカーチーム・松本山雅FCとのふれあいタイムもあり、ビンゴ大会で交流した。
冬のスキー場で「冒険」 白馬さのさか キッズツアー人気

 白馬村の白馬さのさかスキー場をフィールドに今シーズン、小学生までを対象とした「キッズ・ネイチャーツアー」が開かれている。同スキー場の冬ならではの自然環境に着目し、「冒険」をキーワードに自然と思い切りふれあいながら遊び、自立心を育む。スキー以外の楽しみ方として人気を集めるとともに、次世代の環境問題への関心を高め、水を育む森の大切さを伝えるプログラムとして注目されている。
 ツアーは、子どもたちに人気のロールプレイングゲーム方式で実施。「冒険の部」「知識の部」「想像の部」の3つのツアーが選べる。いずれもヒントを示す「書」が与えられ、自然に詳しい企画営業部のジャップ・ブラウンさんの力を借りながら、書に記されたミッションをクリアしていき、ゴールで「勇者の石」「知識の石」を見つけ出したり、ものづくりを楽しむ。
地域づくり外部の視点で 小谷観光審議会 有識者意見受け論議

 小谷村で1月28日、村観光地域づくり審議会(会長=平尾勇・地域経営プラチナ研究所代表取締役)の第3回会合が開かれた。外部有識者のプレゼンテーションを中心に意見交換を重ねているフェーズ(段階)。今後は地元からの意見発表を交えて議論を重ねていく予定だ。
 信州大学学術研究院社会科学系准教授の武者忠彦委員が、人文地理学の視点から見た観光地域づくりのまちづくり論を展開。都市計画ありきの既存のまちづくり(プランニング)から、人文科学的に人間の行為の連鎖に着目したまちづくり(アーバニズム)への転換が必要とした。青森県ニコニコ通りや長野市善光寺門前などの事例から、地理的文脈を読み取り、人材流入や個々の事業化を積み上げて都市らしさが共有されていく様子を紹介した。
女性農業者集い情報交換 松川 体験報告や食事で交流

 農や食に関心のある女性や子育て中の母親らを対象にした「第5回松川村女性農業者の集い」が1月30日、同村の安曇野ちひろ公園体験交流館で開かれた。村民を中心に約40人が参加し、情報交換をしながら交流を深めた。
 県農村生活マイスター松川支部長の平林芳子さんが、昨年グループで取り組んだ観光体験農園について報告した。苦労話も盛り込みながら「農家の収入になる。一緒にやりませんか」と呼び掛けた。
 女性たちが持ち寄った手作りのお茶請けを囲み、自己紹介をしながらにぎやかに団らんした。好きな具材を乗せるクレープ作りも楽しんだ。
梅模様郷土のおやつに歓声 大町東小 やしょうまづくりで交流

 米粉を使った郷土のおやつ「やしょうま」作りが1月30日、大町市の大町東小学校で行われた。子どもたちに地域の郷土文化に親しんでもらおうとJA大北が食農教育の一環で実施。地域住民と交流しながら、地域で昔から食べられていたやしょうまを作り味わった。
 体験には同校の3年生ら25人が参加し、JA大北社支部やしょうまの会会員から指導を受けた。梅の花をモチーフにしたやしょうまを作るため、長野県産の米粉をお湯で練り、ピンクや黄、緑に着色。花粉の部分、花びらや葉っぱになるよう色付けた生地をまとめて、丸く伸ばしていった。「どんな柄になっているか楽しみだね」と直径3、4aほどに伸ばした生地を糸で切ると、かわいらしい梅の花が表れ、歓声が上がっていた。
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