2020年2月5日(水)付

「松崎和紙」で卒業証書作り 大町東小6年地元伝統の紙すきに挑戦

 大町市の大町東小学校を今春卒業する6年生36人は4日、地元社松崎に伝わる「松崎和紙」で自分たちの卒業証書を作ろうと、信州松崎和紙工業で紙すきに挑戦した。東小の児童が松崎和紙で卒業証書を作るは今回が初めて。1年間かけて「大町の良いところ」を探してきた取り組みの集大成として、地元の伝統に触れながら世界に一つだけの卒業証書を作り上げた。水の中に手を入れ、和紙をすくい上げる初めての作業に、真剣な顔つきで四苦八苦しながらも、楽しそうに取り組んでいた。
山頂で初の振る舞い 白馬岩岳感謝祭 スキー客食や文化満喫

 白馬村の白馬岩岳スノーフィールドで1日、恒例の白馬岩岳感謝祭が開かれた。雪不足の中、少しでも白馬らしい雪景色の中でイベントを楽しんでもらおうと、今年は初めて山頂のレストランスカイアーク前・特設会場で実施。国内外から訪れた来場者を、関係者が一丸となってもてなした。塩の道太鼓の勇壮な太鼓演奏で開幕、来場者による体験もありメンバーは日本の伝統芸塩の道太鼓の体験が来場者を楽しませた元気に豆まきをする園児能の魅力をたっぷり伝えた。スキー場の本気度≠ェ結集した大盤振る舞いはいずれも大人気で長蛇の列ができた。
節分 こわい鬼やっつけた! 勇気出して泣き笑い 白馬幼稚園

 白馬村の信学会白馬幼稚園は3日の節分にあわせ恒例の「節分豆まき集会」を開いた。職員が扮した大きな鬼に、園児たちが勇気を出して立ち向かい、自分の心の中にいる悪い鬼を追い払った。クラスでは、鬼に扮した職員が教室に乱入=B激しく足を踏み鳴らして窓を叩いて脅し、園児を教室から連れ去ろうとした。鬼の迫力に泣き出してしまったり逃げ惑う子も続出。
育てた大豆で鬼退治 池田小 PTAと初の節分行事 

 池田町の池田小学校(児童193人)で3日、節分にちなんだ豆まきが行われた。PTAと学校が企画した初のイベントで、伝統行事を通して大人も子どもも一緒に盛り上がった。PTA本部役員や教員ら9人が「鬼」に扮ふんした。赤や青の全身タイツに縞模様のパンツ、角やお面を身に着け、朝の会の時間に、順番に教室へ乱入した。2年生は、授業の中で育てた大豆を力いっぱい投げつけた。「鬼は外ー!」「出てけー」などと叫びながら、果敢に立ち向かった。室内は混こん沌とんとなり、鬼たちは逃げるように退散した。
空舞う紙垂粉雪のごとく おおまち雪まつり 鹿島槍「火まつり」で開幕  

 大町市の「おおまち雪まつり」のオープニングを飾る「鹿島槍火まつり」が1日夜、鹿島槍スポーツビレッジ中綱ゲレンデで開かれた。記録的な雪不足が続く中でも約500人が訪れ、おんべや花火の炎で照らされたゲレンデで夜を楽しんだ。たいまつ滑走では、全身をLEDで包んだ「光るスノーボーダー」を先頭に、スクールのスタッフやジュニア選手、一般スキーヤーたちの列が幻想的な赤い光の筋を描いてゲレンデを滑り降りた。
伝統わら細工若い世代も 大町 老連が市役所で工芸教室

 大町市老人クラブ連合会のわら工芸教室が、1月31日から市役所本庁舎北側の市消防団詰め所2階で始まった。2月15日まで日曜日を除き活動し、わら細工づくりに精を出す。互いに教え合いながら黙々と、時には和気あいあいとわらをない、作品づくりに励んでいる。老人クラブ会員だけではなく若い世代の地域住民も参加する。参加者は「やってみて面白い。教えてもらった技を自分の子どもたちにも伝えていきたい」と話した。
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