2020年2月12日(水)付

プレイベントあめ市でPR 北ア国際芸術祭 開幕まで100日余り

 大町市内を現代アートで飾る北アルプス国際芸術祭(実行委員会主催、5月31日〜7月19日)の第2回開幕まで100日余りに迫った11日、プレイベントが中央通り商店街を中心に開催され、大町の玄関口であるJR信濃大町駅前に芸術祭を告知する懸垂幕が掲げられた。この日は恒例の「あめ市」。集客力がある行事と同時開催することで効果的に芸術祭をPRした。
 懸垂幕の高さは約5b。大町駅前のほか、市役所や八坂支所にも掲示される。芸術祭ビジュアルディレクターの皆川明氏(ファッションデザイナー)がデザインしたPR用のフラッグも九日町商店街の約20店舗に配布された。
「大町あめ市」にぎわう おもてなしマルシェも好評

 大町市の冬恒例イベント「大町あめ市」は11日、市中央通り商店街で開いた。前日の降雪から一転、青空となった市街地は多くの親子など地域住民が訪れ、各商店街や団体が行うさまざまなイベントや食べ物の販売などを楽しみにぎわっていた。
 市内事業者が特産品を使って開発した食べ物や飲み物のテストマーケティングを行う「信濃大町おもてなしマルシェ」は本部の大町商工会議所駐車場で行われた。昨年に引き続き第2弾で6事業所の7品が出そろった。
地域支えるスキー観光学ぶ 白馬中で冬の職場体験学習

 白馬村の白馬中学校は6日、冬の職場体験学習をスキー場などの村内観光関係事業所で行った。生徒が地元の基幹産業である冬季観光の舞台裏を体験し、地域を支える仕事のやりがいに触れた。
 1、2年生約120人が村内5スキー場を経営する6事業所や各スキースクール、レンタル事業者や宿泊施設などを訪れ、それぞれの仕事に携わった。
 白馬さのさかスキー場では10人の生徒が、インフォメーションやレストラン、パトロール、リフトなどの業務に従事した。
ロケットストーブ作り楽しむ 池田町商工会 「にぎわい」で会員講師に教室

 池田町商工会は8日、「ロケットストーブづくり教室」をシェアベースにぎわいで開いた。池田自動車工業の松澤範明さん(51)を講師に、野外調理が可能なストーブ作りを楽しんだ。
 ロケットストーブは、2つのペール缶を重ね、煙突をL字型に組み込むシンプルな構造。金属に切り込みを入れて加工したり、テープで固定したり、断熱効果のあるパーライトを煙突の周りに敷き詰めるなどの作業を行った。たき口に端材をくべると、上昇気流に乗って勢いよく火が燃えた。
 参加者らは、ストーブの仕組みに興味津々な様子で作業に没頭。満足感いっぱいな様子で完成品を持ち帰った。
炎と舞い雄たけび上げる 小谷 創作神事「大網地区雪と火の祭典」

 舞台は豪雪地、小谷村の大網地区。降りしきる雪の中、炎と太鼓が織り成す幻想的な世界で、巫女が舞い、神の使いの鬼たちが雄たけびを上げる。
 同地区で8日、「大網地区雪と火の祭典」が開かれた。大網の伝統と民俗を織り込み、雨飾山の山岳信仰から生まれた創作神事。1年の家内安全や五穀豊穣を願い、毎年2月第2土曜日に行われている。今年は同地区も雪不足で「大網らしい情景」の中で行えるか心配されたが、直前の寒波で降雪。地区の各所で「良かった」の声が聞かれた。
死亡事故ゼロ500日達成 県から顕彰 大町市「一日でも長く」

 大町市が交通死亡事故ゼロ500日を達成し、県交通安全運動推進本部長の阿部守一知事から市町村顕彰を受けた。10日に市役所で伝達式があり、県北アルプス地域振興局の滝沢弘局長が牛越徹市長に賞状を手渡した。市が500日を達成するのは顕彰が制定された昭和59年以降初となり、牛越市長は「一日でも長く交通死亡事故ゼロが続くように努めたい」と受け止めた。
 市内では平成30年7月13日に国道147号駅前交差点で死亡事故が発生。翌14日から昨年11月25日までで交通死亡事故ゼロ500日を達成した。
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