2020年3月1日(日)付

外出控えたっぷり読書を 新型コロナ感染防止 松川図書館 無制限貸し出し

 新型コロナウイルスの感染防止のため、松川村図書館で2月29日から、本の数を無制限で貸し出す「もてるだけ貸出し」が始まった。住民が外出を控える中、少ない利用で多くの本にふれられるよう、企画した。
 感染の問題などが収束するまで当面の間は、通常5冊までの貸し出し制限を撤廃。2週間の貸し出し期間も3週間に延長する。DVD・CDは3点まで、1週間の貸し出し期間を3週間にする。
 館内では初日から、読書愛好家や家族連れなどが両手に本を抱えながら、じっくりと書架をまわっていた。
思い出づくり≠ナきず… 新型コロナで臨時休校 白馬中は「テレビ終業式」

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために国から要請された小中高校の臨時休校を受けて、大北地域の各学校でも3月に実施予定だったさまざまな行事が中止になった。児童や生徒たちは学年最後の思い出づくりを行う間もなく、一足早い「春休み」に入った。
 白馬村の白馬中学校(浅原昭久校長)では、2月28日に前倒しで3学期の終業式を実施した。終業式は感染拡大防止のため、生徒は各教室で、テレビモニターを介して校長講話を聞くという異例の処置に。浅原校長は「まさかこんな形で突然終業式となり残念。君たちも友達ともっと一緒にいたかったかと思うと、申し訳ない気持ち」と講話。担任は休校中の外出などの自粛を呼び掛けた。
20分の1「特急あずさ」走る 池工生の力作 かえでに展示

 池田町交流センターかえでで、池田工業高校の生徒が製作した鉄道模型が展示されている。20分の1サイズの精巧な「特急あずさ」が、信濃松川駅―新宿駅を模したレールの上を走行し、来館者を楽しませている。
 模型は生徒が地元事業所で研修を受ける「池工版デュアルシステム」の一環で、昨年度と本年度の3年生が2年がかりで製作。先頭車両1両の全長約1b、重量約12`。学校と企業が技術の粋を集め、細部まで再現した力作だ。
 池工はこのほど、3年生によるデュアルシステムや高大連携研究、課題研究の発表会をかえでで開いた。1・2年生や地域住民に一年間の成果を披露した。合わせてものづくりの楽しさを地域住民に知ってもらおうと、模型をかえでに展示した。
果敢に挑戦 バランス運動 大町のがんばりやさん スラックライン楽しむ

 大町市五日町のいっしあーとすぺーす内スラックラインパークで2月26日、同市の共同作業所「がんばりやさん」の利用者17人がスラックライン(SL)を体験した。細いベルトの上でバランスをとる動きに戸惑いながらも果敢にチャレンジし、楽しそうに体を動かしSLに親しんだ。
 SLラバーズ大町のメンバーに支えてもらいながら、参加者は恐る恐る足を前に出した。一歩ずつ歩を進める仲間に「がんばれー」と声をかける姿も。渡り終えると「できた」と満足そうな表情をしていた。
「警察の仕事」現場で学ぶ 大町署 若者向けインターンシップ

 大町市の大町署で2月29日、警察官を目指す若者を対象とした「インターンシップ」が行われた。県内外の高校生や大学生など4人が参加し、現役警察官から地域の安全を守る仕事の裏側ややりがいを学んだ。
 研修では刑事課や交通課、生活安全課、地域課の警察官が講師となり、犯罪捜査の基本となる指紋の採取や「岳都」ならではの山岳救助などを実践。若手警察官が参加者の質問に答えるフリートークの場も設けた。
 波多腰功署長は「警察官の仕事に興味を持ってもらい、選択肢の一つにしてほしい。皆さんが仲間になってくれることを願います」とエールを送った。
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