2020年3月6日(金)付

「デマンド」事前利用登録を 大町 市民バス常盤東コース新設

 大町市が運行する市民バス「ふれあい号」で、電話予約制乗り合いタクシー方式(デマンド方式)によって4月から新設される「常盤東コース」の事前利用登録が始まっている。常盤上一、上一住宅、下一、須沼の国道147号から東側に暮らす市民が対象で、事前の電話予約で、定時の中で自宅からあらかじめ設定された市街地の複数バス停までの送迎が可能となる。市情報交通課は「小回りの利く交通機関になると思う。利用して課題などご意見もいただきたい」と利用登録を呼び掛けている。
 デマンド方式は、社地区を経由して市街地に向かうなど利便性に欠けていた常盤コース内の利便性の向上などを目的に新設する。予約がなければ運行しない分など経費削減効果も期待され、導入路線の拡大も視野に検証を重ねる。
事前審査に現・新・前3派 池田町長選 10日告示・15日投開票へ

 任期満了に伴う池田町長選挙(10日告示、15日投開票)で、町選挙管理委員会は5日、届け出書類などの事前審査を町役場で開いた。すでに立候補を表明している3人の陣営が出席した。
 立候補を予定するのは表明順にいずれも無所属で、現職の甕聖章氏(72)=1期・一丁目=と新人の水橋史希子氏(55)=会社経営・会染滝沢、前職の勝山隆之氏(73)=自営業・一丁目=の3人。
 町長選をめぐっては告示日を間近に控え、立候補予定者による「討論会」が4日夜、町商工会館で開かれた。
園児 元気に雪と遊ぶ 小谷 寒さ吹き飛ばし運動会

 小谷村保育園(松澤由佳園長)は2月28日、同園の園庭で恒例の「雪上運動会」を開いた。雪国・小谷の自然環境を生かし、全園児が元気いっぱいに雪上競技を楽しんだ。
 同園では例年1月に開催されていた雪上運動会だが、今年は雪不足の影響から園庭にほとんど積雪が無く、中止の可能性が高くなっていた。しかし前日にまとまった雪が降ったことから、1カ月遅れで実施することを決めた。当日は絶好の運動会日和に恵まれた。園児たちは防寒具に身を包み、久しぶりの雪遊びを楽しんだ。
 例年ほどの積雪量は無かったが、久しぶりの雪遊びに園児たちの気分も大盛り上がり。雪まみれになりながら、最後まで友達と協力し合って雪遊びを堪能した。
絵本作家・田島さん 作品語る 今季オープン ちひろ美術館で展覧会

 冬期休館を終えた松川村の安曇野ちひろ美術館は、3月1日に今期オープンした。絵本作家の田島征三さん(80)=静岡県伊東市=の展覧会「ふきまんぶく」を開催中。生命の源を力強く描いた同作品を中心に、エネルギッシュな数々の作品の魅力を紹介する。オープン前の報道関係者向け内覧会で、作家によるギャラリートークが行われた。
 ベトナム戦争の反戦野外展や日中韓平和絵本プロジェクトで取り組んだ作品や、自身の少年時代の体験をもとにした最新作「つかまえた」(今夏出版予定)、最新のタブロー「憤り」など、未公開作品を含む約60点の原画やスケッチを一堂に展示する。
共同参画 ジェンダー視点から 池田 交流センターで講座

 池田町男女共同参画推進まちづくり協議会(丸山史子会長)は26日、講座「ひと(女)とひと(男)笑顔輝く地域づくり〜一人ひとりがいきいきと暮らすために〜」を町交流センターかえでで開いた。県中信教育事務所生涯学習課社会人権教育担当指導主事の松井秀文さんを講師に、ジェンダーの視点から、暮らしやすい生き方のヒントを探った。
 特別感のある言葉「イク(育)メン」などを取り上げ、女性が圧倒的に家事育児を担っている現状や父親が育児から閉め出されている現状に触れた。格差がある中で、どんな認識が必要かを問い掛けた。
山小屋で「安全登山」に尽力 県警 遭対協隊員・柏原さんに感謝状

 長年にわたり山岳遭難救助や遭難防止対策に尽力したとして、北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊員・相談員・理事の柏原一正さん(64)=大町市平借馬、鹿島槍観光開発専務取締役=が県警本部長感謝状を受けた。遭対協として26年、山小屋に携わり40年以上、「自分たちの山でお客さんに安全に登山してほしい」と願い、感謝状を受け取った。
 柏原さんは北アルプスの冷池山荘(鹿島槍ケ岳)、種池山荘(爺ケ岳)、新越山荘(鳴沢岳)を運営する鹿島槍観光開発の3代目として、大学時代から山小屋に携わる。山小屋の運営だけではなく登山者や自然を守るため登山道の整備や遭難救助活動に長年尽力する。
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