2020年4月5日(日)付

期待胸に新生活へ一歩 感染防止に規模縮小など対策 大町岳陽高で入学式

 大町市の大町岳陽高校(薄井康央校長)は4日、入学式を開き、普通科123人、学究科79人の計202人が岳陽高の生徒として新たなスタートを切った。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため規模を縮小したものの、新入生は凛とした面持ちで式に臨み、勉強や部活など新しい生活への期待に胸を膨らませていた。
 感染症対策として、時間短縮やマスクの着用、校歌は曲を流すのみにするなど対策を講じて開催した。
白馬高 休校2週間延長 「県外生」多数により独自判断

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、白馬村の白馬高校(臼井彰一校長)は4日までに、休校を2週間延長し入学式をはじめとした行事や授業を延期することを決めた。他の県立高校が通常通りの授業開始を予定する中で、寮があり国際観光科に全国から生徒が集まる特殊性を鑑み、独自の判断を行った。
 全校生徒のうち全国募集で集まった県外生が約3分の1を占める同校では、東京都や大阪府など感染が広がっている地域へ帰省している生徒もいることに加え、寮で多数の生徒が同じ建物で暮らすため、リスクを減らすために措置を決めた。6日に予定されていた始業式は20日、7日に予定されていた入学式は21日とする方針。
児童の安全願い啓発グッズ 安協大町支部が西小に配布

 大町地区交通安全協会大町支部(竹折和人支部長)は2日、大町西小学校(新入生33人、全校児童245人)に交通安全の啓発グッズを配布した。新入生には女性部(北原恭子部長)が手作りしたカメのマスコット、在校生には反射材などを配布し、交通安全を呼び掛ける。
 例年4月に女性部が学校昇降口で児童へ直接配布して交通安全を呼び掛けるが、今年は新型コロナウイルスの影響で児童と直接接触するのを避け、学校から全児童に配布してもらおうと吉澤清校長に啓発品を手渡した。
おおまぴょんと「感染予防」 大町有線 地域に元気を動画配信

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、出動♂数が激減している大町市キャラクター・おおまぴょん。おおまぴょんの活躍の場をつくりながら、地域住民にも元気になってもらおうと同市の大町有線放送がおおまぴょんの出演動画を制作、配信を計画している。
 3月30日には市役所で撮影が行われた。数パターンの動画を撮影した。
大北で初の新型コロナ感染 管内小中学校の対応確認

 大町保健所管内(大北地域)で新型コロナウイルスの感染者が発生したことを受けて3日、大北各市町村の教育長や校長会長は各地小中学校の対応を確認した。管内では池田町や小谷村の小中学校で入学式を延期し、休校するなど各教育委員会で対応をとった。
 大町市の荒井今朝一教育長は「今後感染状況がどうなっていくのか、感染者の方がどれだけ他の方と接触しているのかなど情報がつかめていない。今後は職員など学校関係者や児童生徒から感染者が出るなど学校でのリスクがどれだけかかるかの判断になる」と話した。
先進の自動車整備認証 大町のツカサ工業が県内初

 大町市社の国土交通省指定整備工場「ツカサ工業」が、自動ブレーキなどの先進技術を搭載した車の整備に必要な「自動車特定整備事業」で、2日に県内初の認証を受けた。「安心して任せられる整備工場」として新たな制度のもと事業を進めるとともに、地域の整備工場と情報共有を密にした自動車の安全に取り組んでいく。
 特定整備制度は、エンジンやブレーキなどを取り外して行う「分解整備」に加え、自動ブレーキなどに使用されるカメラや自動運行装置など「電子制御装置」の整備に必要な事業場や従業員などの要件を定め、今月1日に施行された。
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