2020年4月21日(火)付

実用的な「ハザードマップ」作成へ 大町市美麻青具地区「CS立体図」で下見

 大町市美麻の青具自治会(北沢建治会長)は本年度、ハザードマップを作成する。より実用的なマップ作りに取り組むため、15日、地形判読を容易にする「CS立体図」を取り入れた下見を行った。県林業総合センター育林部主任研究員でCS図法を開発した戸田堅一郎さん(48)による同地区の調査に合わせて下見を決行。美麻村史や聞き取りなどから古い災害箇所を洗い出して、色分けによって地形の凸凹が分かりやすく表示されたCS立体図と照らし合わせながら現地を確認した。
コロナ対策経済支援を 白馬商工会 観光低迷村へ要望書

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う観光産業の低迷を受け、白馬村の白馬商工会(杉山茂実会長)は16日、村に事業者支援を求める要望書を提出した。事業者が大きな打撃を受けている中で存続できるよう、国の支援の情報提供や窓口の一元化、独自の対策構築などを求めた。村側は、国の経済対策の制度を分かりやすくまとめた一覧表の作成に着手。待ち時間や感染防止のため窓口の完全一本化は難しいとしながらも、事業者向けと生活向けに絞った窓口づくりを検討しているなどとした。
コロナ対策 現金一律給付 松川村 子ども2万円 事業所5万円

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、松川村は20日、村内の子育て世帯と企業に対する独自の支援策を発表した。平成14年4月2日以降に生まれた子どもに1人2万円、村商工会の会員事業所に一律5万円を支給。前年と比べ売り上げが減少した事業所には、約30万円を上限に給付金を追加する。国民1人当たり10万円とする国の給付金が支給されるまで、住民の生活を支えようと「子育て支援臨時給付金」と「緊急経済対策給付金」を立ち上げ。財政調整基金を財源に、事業費各3000万円を盛り込んだ補正予算を専決し、村議会6月定例会に上程する考えだ。
県内で最も遅い入学式 池田小中3校 休校経て2週間遅れ

 池田町の小中学校3校で20日、入学式が開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休校を経て約2週間遅れの開催。町教育委員会によると、公立小中学校としては本年度、県内で最も遅い入学式とみられるという。在校生たちは約50日ぶりの仲間との再会を喜んだ。21日までは全校児童・生徒が登校。22日以降については、町教委が検討中だ。
分散登校時 花で安らぎを アルペンローゼ 市内小中に催し用苗寄贈

 化粧品の製造販売などを手掛け、庭園「ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン」も展開する大町市常盤のアルペンローゼは16日、市教育委員会に花苗を寄贈した。新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止したイベント用の花苗で、庭園にも植栽される色とりどりの上質な花が市内小中学校に配られた。休校で家にこもる日々が続く子どもたちが分散登校で学校を訪れた際に花を楽しめる環境が整備された。
懐かしの味≠ナ利用者笑顔 大町市平のcona 福祉施設にバタどら寄贈

 大町市平野口のどらやき店「cona(コナ)」(店主=浅賀奈津美さん)は17日、特別養護老人ホームやグループホームなど市内13福祉施設に「バタどら」を送った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で店の休業を余儀なくされる中、地域で慣れ親しまれる懐かしの味で外出や面会も制限されている施設利用者を笑顔にした。浅賀さんは、卵などの仕入れ済みの材料を生かして世の中の暗い雰囲気を少しでも明るくしようと、寄贈を計画し、600個を用意した。
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