2020年4月26日(日)付

帰省自粛の学生支援へ 大町市 特産品詰め合わせを検討

 大町市は、新型コロナウイルスの影響で、帰省を自粛している県外に住む市出身の学生支援を検討している。地元産米や特産品など5000円相当の詰め合わせを届ける計画で、市産業観光部商工労政課を中心に準備を進めている。
 帰省を自粛している県外に住む大学生や短大生、専門学生らが対象で、300人程度を見込んでいる。詰め合わせの中身は、地元産米5`、信濃大町湧水2gペットボトル、レトルトなど特産品、感染症予防に効果がある次亜塩素酸水の消毒液などを予定している。
見頃の桜、街明かりと北アと 大町

 咲き競う花が夕暮れの風に揺れ、市街地の明かりに重なり、混ざり、背景には残雪をいただく雄大な北アルプス。大町ならではの花景色。写真は22日、大町観光道路(東山観光道路)から蓮華岳方面を望む。
 大町市内で桜が見頃を迎えている。今年は各地で花見の自粛が求められている。観賞する場合は、飲食を自粛、密集、密接、密閉を避け、新型コロナウイルス感染拡大防止に努める必要がある。
豊作とコロナ収束祈願 大町の王子神社 規模縮小し神事

 大町市俵町の若一王子神社(竹内直彦宮司)は25日、春祭りと新型コロナウイルスの鎮静祈願祭を開いた。感染拡大防止のため規模を縮小し、総代会の役員のみ出席。しめやかに神事を執り行い、一年の豊作と感染症の収束を祈願した。神事の後に役員会を開き、6月30日と7月1日の夏越の大祓に併せて行う「万灯祭」を「疫病退散祈願献灯」として行うと決めた。
「山火事注意」車で呼び掛け 白馬・小谷 春の予防運動でパレード

 白馬村と小谷村で23日、令和2年度「山火事予防運動」に合わせ、北部地区の「春の山火事防止パレード」が行われた。県北アルプス地域振興局職員や中信森林管理署、両村役場職員らが、「山火事注意」とステッカーを貼った広報車や消防車両などで隊列を連ねてパレードを実施。両村内全域を広く巡回し、地域住民へ山火事予防を呼び掛けた。
 今年は新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、両村とも出発式は見合わせ、パレードのみ行った。
町商工会員に一律10万円 池田町コロナ対策支援金 上限30万円上乗せも

 新型コロナウイルスの影響で地域経済が落ち込む中、池田町は24日夜、町内事業者に対する独自の支援金制度を町議会全員協議会に示した。町商工会員に対し一律10万円を支給し、売り上げの減少に応じて上限30万円を上乗せする。
 約320社への一律給付を見込み、商工会が5月7日以降、各事業所に案内を送付。新型コロナの影響を調査し、上乗せの対象となる事業者の選定と支払いを順次進めていく。事業費は約4000万円。令和元年度一般会計予算の財政調整基金から使わなかった約1億5000万円を繰り越し、財源に充てる。
オンラインで英語の授業 大町市教委 休校中学生の学習支援

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月6日まで休校となっている中学生の学習支援のため、大町市教育委員会は英語授業の動画をインターネットやケーブルテレビで配信する。出演は大町第一中と仁科台中の教諭。今後は小学校英語も収録予定で、家でも身近な先生からの授業を受けることができる。
 動画配信は、グーグルの家庭学習用ウェブサイト「家から教えよう」や市ケーブルテレビを活用。27日ごろをめどに配信を始める。
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