2020年5月20日(水)付

夏休み短縮行事は縮小 大町市内小中学校 授業「100時間遅れ」で対策

 新型コロナウイルスに伴う大町市内小中学校の休校で、市教育委員会は、休校中の学習課程の遅れを取り戻す対策方針を固めた。例年より2カ月程度遅い今月25日に本年度の授業が本格的に始まる中、夏休みなど長期休暇の短縮や学校行事の縮小などを進めることで、休校により生じた約100時間の授業の穴を埋める考えだ。
 市教委によると、通常約1カ月ある夏休みを10日程度短縮する。学校行事の縮小については現在、各校で取り止める行事等について精査しているという。
川辺彩るアヤメ開花 大町の農具川

 大町市の農具川で、アヤメの開花が始まった。色鮮やかな8色のアザレヤ(西洋ツツジ)とともに川辺を彩っている。日当たりの良い場所から順次開花が始まったとみられ、18日には、まだつぼみが目立つ中、一部の花がほころび始めていた。例年の最盛期は5月下旬ごろ。
運動、外遊びにぎわい戻る 白馬グリーンスポーツの森 緊急事態解除で開園

 新型コロナウイルスの拡大による緊急事態措置の解除にともない、白馬村の白馬グリーンスポーツの森が16日から開園した。運動や外遊びを楽しむ人たちでにぎわいを取り戻しつつある。
 開園が決まり、さっそく小さな子どもを持つ親子連れ、同施設を練習場所にしている白馬村テニス協会や白馬マレットゴルフ協会の会員らが、久しぶりの外遊びやプレーを楽しむ姿が多く見られた。
災害時車での避難に対応 池田町「3密」回避12カ所確保

 水害の危険が高まる出水期を控え、避難時の新型コロナウイルス対策が求められている。池田町は避難所の密閉・密集・密接のいわゆる「3密」を避けようと、自動車での避難が可能な場所を町内に確保した。
 避難場所は48時間で最大243_までの雨量を想定して安全な場所を選定。町が災害協定を結ぶスーパーマーケットの駐車場や小中学校のグラウンドなど12カ所で、各40〜200台を収容できる。
クマガイソウ早い開花 小谷 奉納温泉の群落 見頃

 小谷村の奉納温泉で、絶滅危惧種の山野草クマガイソウが見頃を迎えている。多数の山野草が育つ庭で、特徴ある花の形が一面の群落となって、ひと際異彩を放っている。
 奉納温泉のクマガイソウは、同施設の鷲澤厚子さんが常連客から数株を譲り受けて育て始めた。精込めた世話の甲斐あって、近年は50株以上の群落をつくるまでとなっている。例年は5月末から6月にかけて花の時期を迎えるが、今年は雪解けが早かったことから早めの開花となった。
子ども流鏑馬中止 大町の王子祭り 戦後初 稚児行列も

 大町市の若一王子神社等総代の役員会が19日、社務所で開かれた。7月25日と26日に開催予定の若一王子祭り(夏の例大祭)について、新型コロナウイルス感染症を理由に、子ども流鏑馬や稚児行列など奉納行事を中止することを決めた。子ども流鏑馬の中止は戦後、初めてといい、総代役員たちは「仕方がない」と肩を落とした。
 役員会の中で竹内直彦宮司から、「新型コロナ禍の現状を考えると流鏑馬などの実施は困難と考える」と提案があり、総代役員たちは理解を示した。舞台曳き揃えも中止とした。祭典については参列を総代のみに限定し、来賓招待無し、直会無しの形で開催するとした。(写真は昨年の子ども流鏑馬)
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