2020年5月26日(火)付

子どもの声2カ月ぶり 大北の小中学校 対策万全に平常再開

 新型コロナウイルスの影響で休校が続いていた大北地域の各小中学校は25日、平常通りの学校再開となった。分散登校はあったが、入学式からほどなく始まった休校から約2カ月ぶりに校舎に子どもたちの声が戻った。子どもたち同士手を伸ばし座席の間隔を確認するなどの光景も。教室の換気をするなど万全の対策を講じるが、休校に伴う学習遅れの解消も課題で手探りの中での学校再開となった。
小中給食再開5月は弁当で 白馬村 感染予防段階的に移行

 小中学校の通常授業が再開となった25日、3小中学校に給食を提供する白馬村学校給食センターでも給食づくりが再開された。配膳時の新型コロナウイルスの感染予防で、弁当でのスタート。慣れない形式ながらも、学校生活の中に安全で栄養ある食事を届けるように取り組んでいる。
神社の白石で安産祈願 池田八幡お守り作製「戌の日」に授与

 池田町の池田八幡神社は、安産のご利益があるとされる神社の白石をお守りに入れた「守り石の安産お守り」の授与を始めた。お守りは権禰宜ごんねぎの勝山由美さん(56)がひとつずつ手縫いで作製。「命を授かるというのは奇跡で、子を産むのはいつの時代も命がけ。母も子も健やかであってほしい」とお守りに思いを込める。
青パトの見守り活動評価 松川ボランティアが功労表彰

 松川村子どもを守るパトロールボランティアは、大北防犯協会連合会から防犯功労団体として表彰された。青色パトロールカーによる小中学校の通学路巡回など、子どもたちの安全を守る取り組みが評価された。ボランティアには村内の60?70代を中心に住民約30人が登録。毎週水曜日に交代で、青パト2台に分乗し村内を巡回している。
田植えからの「酒造り」 白馬八方のプロジェクト コロナ影響組合に委託

 白馬村の八方尾根観光協会が取り組む「信州・白馬八方尾根日本酒造りプロジェクト」の本年度の取り組みがこのほど始動した。例年は皮切りのイベントとして、協会が募集した一般参加者と、昔ながらの手植えによる田植えイベントを大々的に行っているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止に。田植えイベントが行われる予定だった野平地区では中山間地利用組合に委託し、当初予定していた23日に酒米の苗が機械で植えられた。
ネットショップで特産PR JA大北 県境往来自粛で新販路

 新型コロナウイルス感染拡大で、県外からの観光誘客ができない状況の中、大北地域をPRする手段の一つとして、JA大北が大北地域の農産物の魅力発信のためオンラインに力を入れている。ネットショップ店長も務めるJA大北総務部・田中剛さん(38)は「今は、こちらに来たくても来られない状況。需要が増えるのでは」と、新たな特産品の販路に期待する。
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