2020年6月2日(火)付

コロナ検査センター開設 大町病院大北の患者対象に迅速化

 新型コロナウイルス感染症の検査体制を拡充させるため、大町市は8日、市立大町総合病院敷地内に、問診や検体採取を行う「新型コロナウイルス感染症外来・検査センター」を開設する。大北地域ではこれまで、感染の疑いがある人は、県大町保健所を通じ、感染症指定医療機関である大町病院内の帰国者・接触者外来を受診し必要に応じて検査してきたが、これからは、かかりつけ医等が検査を必要と判断すれば同センターですぐに検査を受けられるようになる。より多くの患者が迅速に検査できる体制が整う。
感染リスク下げ通常登校 県立学校ガイドライン守り再開

 新型コロナウイルスの影響で分散登校を実施していた県立学校で1日、全校生徒が登校する通常登校が始まった。感染症対策や教育活動などについて示した県教育委員会の「学校再開ガイドライン」を踏まえ、感染リスクを可能な限り低減させた上で、児童・生徒の学びを進める。大町岳陽高校(薄井康央校長)では、生徒と生徒の間を開けるため、教室の机間をおおむね1bになるよう整えた上で、飛沫ひまつ防止として教卓との間に透明のビニールシートを設置。55分授業のうち25分経過したところで5分間の換気と休憩を取り入れ、休み時間にトイレなどが密になる状況を回避している。
栂池自然園圧巻の風景 開園で安全祈願「祭り」は中止

 小谷村の栂池自然園が1日開園し、グリーンシーズンが本格的に始まった。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、シーズン初めのイベント「栂池自然園水ばしょう祭り」は中止となり、安全祈願祭のみ実施した。祈願祭は例年、観光関係者ら30人余りが参加するが、「3密」に配慮して約10人の最小人数にした。ビジターセンター前で厳粛に神事が行われ、シーズンの安全、貴重な動植物が生息する同園の環境保全、コロナウイルスが一日も早く終息し例年通りのにぎわいを取り戻すことを願った。
まるでチューリップ 池田クラフトパークユリノキ満開

 池田町クラフトパーク内に咲くユリノキが満開を迎えた。別名チューリップツリーとも呼ばれるチューリップ型の花が特徴で、今月上旬くらいまで楽しめそうだ。ユリノキはモクレン科の落葉樹で、付け根近くにオレンジ色の斑点のある淡い黄緑色の花を咲かせる。創造館東側に、開館当初に植えたものとこぼれ種から根付いたものと合わせて、最大15bほどある十数本がそびえる。
湖畔キャンプ心地良く 木崎湖POWWOW 外遊びでリフレッシュ

 写真は5月30日午後7時すぎ、木崎湖畔にある森の中のキャンプ場。穏やかな風が湖面をわたり、たき火の温もり心地良く、静かに夕闇が深まってゆく。その夜、大町市平海ノ口のキャンプ&アウトドア「木崎湖POWWOW(パウワウ)」は、8組の宿泊客を迎えた。キャンプ場は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されたことを受けて再開。5月中は受け入れを県内客のみに制限した。今後も県の対応に沿って営業する。
プレミア率50%で県民誘客 大町市 プロモ委「満喫クーポン」6日販売

 大町市プロモーション委員会は6日から、県内からの観光客の市内施設利用促進を図る「STAY信州★おおまち満喫クーポン」を販売する。市民以外の県民が対象で、プレミア率50%となる、500円券10枚つづりを2500円で販売。利用できるのは市内飲食店や宿泊施設、アクティビティなど103施設(1日現在)で、新型コロナウイルス感染拡大による移動規制が緩和される中、県内から大町への観光誘客に力を入れる。
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