2020年6月4日(木)付

みすず新工場助成「適当」 大町市 限度額3億円見込む

 大町市工場等誘致振興審議会(中牧盛登会長)は3日、大豆加工食品製造販売大手の「みすずコーポレーション」(本社・長野市若里)が常盤須沼のアルプスパノラマ工業団地で着手する「北アルプス大町工場」建設工事について、市工場等誘致振興条例に基づく助成を適当と答申した。46億8200万円の事業費に対する助成額は限度額の3億円を見込んだ。
 北アルプス大町工場は、油揚げ製造を主とし来年10月の稼働を予定している。従業員は60人規模で、そのうち20人程度は地元雇用を予定している。
「ゼロ密」リゾートに注目 白馬八方北尾根グランピング19日開業

 白馬村八方尾根北尾根高原のグランピング施設「スノーピークフィールドスイート白馬・北尾根高原」が、新型コロナウイルスによる県外越境自粛が完全解除となる19日から開業する。標高1200bの高原で他者と接触しない、限りなく「ゼロ密」のリゾート環境を実現。新たな時代に適したおもてなしの形として、自粛期間中に旅行への期待が高まった層から関心を集めている。
 「ゼロ密」を実現するのは、総面積1万5000平方bの広大な敷地の中で最大16人のみの定員から成り立つ「オープンエア」と「プライベート空間」。自宅から自家用車で直接来場すれば、密な環境で他の客と接触する機会が限りなくゼロに近づく。公共交通を用いる場合も、長野駅まで消毒や感染対策を徹底した専用車両による送迎で対応する。
2カ月ぶりの演奏に汗 信州小谷太鼓が練習再開

 小谷村の「信州小谷太鼓」(北村哲也代表)は1日、新型コロナウイルスの影響で自粛していた練習を中土観光交流センターやまつばきで再開した。小学4年生から高校生まで15人ほどの子どもたちは元気に声を上げばちを振り、久しぶりの練習に汗を流した。
 練習は2カ月ぶり。3月に村内事業所に新型コロナ感染者が発生したことを受け、4月からの活動を自粛していた。再開にあたり、3密≠避け、練習終了後は掃除に合わせて会場を消毒するなど予防にも取り組む。
死亡事故ゼロ連続2000日 池田町 県から交通安全表彰

 「交通死亡事故ゼロ連続2000日」を達成したとして、池田町は3日、県交通安全運動推進本部長顕彰を伝達表彰された。甕聖章町長は「交通安全協会や町民の取り組みが積み重なった結果。気を引き締めて交通安全に努め、1日も長くゼロを続けたい」と感謝を述べた。
 町内では、平成26年9月24日にスーパー駐車場で車にはねられた女児が亡くなって以降、死亡事故が発生しておらず、今年3月16日に2000日を達成した。
華麗な花 一面に甘い香り 池田カミツレの里カモミール見頃

 池田町広津の「カミツレの里」でカモミールが見頃を迎えている。緑豊かな里山で、華麗な花が辺り一面に甘い香りを漂わせている。約4万坪の自社農園では、有機JAS認定のジャーマンカモミール約13万株を、補植しながら育てている。今月下旬頃まで楽しめそうだ。
花で市街地に明るさを 大町商議所 ベコニアプランター設置

 大町市の大町商工会議所は2日、中心市街地を花で飾る「花通り事業」に取り組んだ。会員企業から約20人が作業に参加し、ベコニアのプランター400個を市街地に並べた。商議所観光委員会の長崎義一委員長は「まちに人通りは出てきたが、新型コロナウイルスの影響で暗さもある。花通り事業で少しでも明るくできれば」と話した。
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