2020年6月11日(水)付

「久しぶり」仲間とウオーク 大町市老連の活動再開

 大町市老人クラブ連合会(仁科宰知代会長)が主催する運動不足解消と健康維持の取り組み「ノルディックウオーキング」が、10日に市運動公園で始まった。新型コロナウイルスの影響で約3カ月実施できなかった老連の活動がようやく再開。久しぶりに会う仲間と楽しみながら汗を流した。
 青空の下、気温が上がる前の午前9時半ごろに総合体育館を出発。感染症対策として参加者同士ある程度の距離を保ち、運動公園内をゆっくり1時間ほどかけて歩いた。
地元の安心安全食材出店 14日から 白馬オーガニックマーケット

 白馬の白馬グリーンスポーツの森駐車場内を会場に14日から、無農薬や自然農法などで栽培された農産物などを販売する「白馬オーガニックマーケット」が開かれる。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、マーケットが大切にしてきた対話やふれあいといったイベント色の強いものでなく、新しい生活様式の中で地域内の食の流通に重きを置いた開催に取り組む。
 初回は近隣地域に在住の人を対象に開く。出品は無農薬・有機・自然農などの農産物や加工品、食と農に関連したクラフト品など多数。例年は会場にマーケットのシンボルの巨大な円形テントが設置され、その中で出店されているが、今年は出店ブースの間隔を広く取ることで「3密」に配慮する。
全村民に商品券配布 松川 コロナ禍 経済と家計支援

 松川村は、新型コロナウイルスの影響で疲弊する家庭や企業への経済支援策として、村内の事業所で使える商品券「心は1つがんばる松川村応援券」を村民に一律給付する方針を示した。金額は1人当たり1万〜2万円分の間で検討。7月中旬の配布を目指す。
 商品券は住民登録がある全村民が給付の対象。申請の必要がなく、各戸に郵送される。1枚500円券のつづりで、幅広い業種にいきわたるよう「飲食店」「大型店」など使用できる店舗を一部限定する予定だ。来週から協賛企業の募集を開始。使用期限は来年2月末ころまでを検討している。
農家女性 マスク作り中学に 松川 生活改善グループが寄贈

 松川村の農家の女性などでつくる生活改善グループ連絡協議会は8日、布製マスク約130枚を松川中学校に贈った。会員たちが地元の子どもを感染症から守ろうと、農作業の合間を縫って手作りした。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、協議会は5月31日まで、男女共同参画の研修会など普段の集会を自粛してきた。そうした中、会員一人一人が自宅でできる活動として、マスク作りに取り組んだ。完成した約310枚を村社会福祉協議会と松川中に贈った。
新たな目標立て部活再開 大町岳陽高 県指針に沿い段階的に

 大町市の大町岳陽高校で、新型コロナウイルスの影響による休校などで長らく休止していた部活動が再開した。全国大会の高校総体(インターハイ)や総合文化祭が中止となったが、インターネット開催(総文祭)や県独自の代替大会が検討される中、生徒たちは新たな目標を立て、部活に打ち込んでいる。
 夏の甲子園大会と地方大会が中止となった野球部では、1日から草むしりやグラウンドの整備などを行い、5日に今季初めてユニフォームを着用して練習。土ぼこりが舞う中、大きな声を出し合いノック練習などで汗を流した。
 同校は県教育委員会のガイドラインを踏まえ、6月1日から通常登校を実施。同日から部活動を段階的に再開している。
里山遭難の救助法学ぶ 大町署所属 高原パトロール隊訓練

 里山での遭難救助や啓発活動などに取り組む県警山岳高原パトロール隊大町署所属隊員の訓練が10日、大町市運動公園内人工岩場などで行われた。隊員3人が同署山岳遭難救助隊員から装備の使い方や救助方法を学び、有事の際の出動に備えた。
 パトロール隊は、山菜採りやトレッキングなどでの入山者が多い2000b以下の山を活動範囲とし、救助隊と協力して遭難救助などに出動する。例年県内22署の隊員が合同で訓練を行うが、新型コロナウイルスの影響で署ごとに訓練を実施。訓練ではカラビナやザイルロープなど装備について学び、約20bの高さからけん垂下降訓練に取り組んだ。
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