2020年6月20日(土)付

厳しい夏動き出す観光 アルペンルート営業再開

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う県をまたぐ移動制限が全面解除となった19日、大町市が長野県側の玄関口となる国内有数の山岳観光地・立山黒部アルペンルートが営業再開するなど大北地域でもいよいよ観光?が動き出した。アルペンルートは約2カ月ぶりの再開。あいにくの雨模様だったが、扇沢駅では、黒部ダムに向かう関電トンネル電気バス・午前8時半始発便に県内外の観光客24人が乗り込み、ダムなどの絶景を心待ちに久しぶりの観光を楽しんだ。
未使用マスク寄付募る 大町市社協 ボックス設置必要施設へ

 大町市社会福祉協議会は19日から、家庭で使用する予定のない未使用・未開封のマスクの寄付を募っている。市総合福祉センターなど市内各所に「マスク寄付ボックス」を設置。今後も感染が拡大する恐れのある新型コロナウイルスへの対策として、福祉関係の施設などに贈る。寄付期間は7月31日。寄付可能なマスクは、新品未開封の布マスクや不織布のマスク。手作りでも受け付ける。
AI体温計で安心観光PR 白馬ジャンプ競技場 越県自粛解除で導入

 新型コロナウイルス感染症の外出自粛の段階的緩和で全国的に県をまたぐ移動の自粛が19日から解除された。多くの観光客や選手が訪れる白馬村の白馬ジャンプ競技場では同日、「AI体温検知システム」を導入し、運用を開始した。自治体の観光施設等での導入は県内でも初めてといい、安全安心の観光地として来場者や選手を迎える体制を整えた。
アマビエ波乗りコロナ退散 漫画家えびなさんの作品 松川村役場に展示

 疫病を退けるとされる妖怪「アマビエ」がマスク姿でサーフィン。新型コロナウイルスへの警戒が続く中、松川村役場の正面玄関ロビーと総務課受付に、ユニークなイラストが飾られている。作者は漫画家、絵本作家のえびなみつるさん(68)だ。イラストは人魚のような姿のアマビエが長い髪をなびかせ、笑顔でサーフボードに乗って波乗りをする躍動感あふれる作品。村内の高齢者福祉施設ライフ2の施設長で医師の中谷易功さん(69)が、友人のえびなさんに頼んで描いてもらった。
郷土池田の歴史学ぶ新施設 文化財資料館開館控え内覧会

 池田町の歴史や文化を伝える新たな施設「文化財資料館」で19日、7月1日の開館を控え内覧会が開かれた。高瀬中学校の1年生約80人が来館し、歴史上の人物が残した史料や町内から出土した遺物などにふれながら、郷土の成り立ちを学んだ。生徒たちは文化財保護専門員の小澤洋治さん(70)の案内で、詩人・岡麓おかふもとの遺品や、県宝・毘沙門天立像の等身大パネルなどを見学。繭玉を実際に触れながら、かつて製糸業で栄えた池田の歴史を体感していた。
コロナ検査体制公開 大北外来センター 大町病院でドライブスルー

 県大町保健福祉事務所は19日、市立大町総合病院敷地内に開設した大北圏域新型コロナウイルス感染症外来・検査センターを報道機関に公開した。ドライブスルー方式による検体採取の流れを実演し、第2波に備えた充実の検査体制の構築を説明した。
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