2020年6月27日(土)付

観光回復へ宿泊代助成 大町市プロモ委1人 5000円飲食券は2000円

 大町市プロモーション委員会(会長=牛越徹市長、事務局=市観光課)は、新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい経営が強いられる宿泊施設支援を目的とした独自の「信濃おおまち★満喫宿泊キャンペーン」を7月20日(8月1日宿泊)から展開する。11月8日までに市内宿泊施設を利用した場合、宿泊代金に応じて1人につき5000か3000円の助成券と市内飲食店等で使えるクーポン券2000円分を贈る。地域を問わず誰でも活用でき、観光誘客により低迷した地域経済の回復につなげる。
 特典を活用するには、宿泊施設に予約をする際、現地決済にすることや、市観光公式サイト「信濃大町なび」での申し込みが必要。申し込みが完了すると市プロモーション委員会からメールが届く。宿泊助成券とクーポン券は、宿泊当日、市観光協会や大町温泉郷観光協会窓口で受け取ることができる。
梅雨空に豪快 水しぶき 黒部ダム 観光放水始まる

 高さ日本一を誇る186bの堰堤えんていから、毎秒10d以上の水が放出され、梅雨空のもと豪快な水しぶきが巻き上がる。ダムの総貯水量は約2億立法b。大町市と富山県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」の黒部ダムで26日、観光放水が始まった。今年のアルペンルートは新型コロナウイルスの影響で、19日に営業が再開されたばかり。各所に消毒液を置き、乗り物の定員を減らすなど、感染拡大防止に努めながら、本格的な観光シーズンを迎えた。
 26日は平日の降雨で観光客の姿は少なかったが、観光放水はグリーン期アルペンルートのクライマックス。天候に恵まれれば、水しぶき中に現れる虹も見られる。
観光地域づくり審再開 小谷村「コロナ後」含め議論

 小谷村観光地域づくり審議会(会長=平尾勇・地域経営プラチナ研究所代表取締役)は25日、第6回会合を村役場多目的ホールで開いた。新型コロナウイルスの影響で観光を取り巻く状況が大きく変わった中、これまでの議論を中間とりまとめ案としていったん集約し、コロナ後を見据えた視点を含めて議論を再開した。
 これまでの議論を核とした中間まとめ案では、村を取り巻く観光の状況や課題、塩の道やスキー場など生かすべき資源、村観光の目指す姿と実現するマネジメントなどに言及。計画ではなく柔軟な戦略を取り、行政は仕組みをつくり、住民が当事者として「引き受けて考える」姿を提案した。
子育てルームで草刈り 白馬の更生保護女性会

 白馬村の更生保護女性会白馬支部(太田園惠支部長)はこのほど、同村子育て支援ルームで、清掃奉仕活動を実施した。職員だけではなかなか手の行き届かない施設の庭を、利用する子どもたちが安心して遊べるように整備する地域貢献活動の一環。多数が参加して作業に汗を流した。
 会員は子どもたちに少しでもきれいで安全な場所で遊んでもらおうと、手作業で草の抜き取り作業に熱心に取り組んだ。
「みそをつくるのが楽しみ」 松川小3年生 大豆の種まき体験

 松川村の松川小学校3年生84人は24日、大豆の種まきを行った。村農業委員会・村営農支援センター主宰の安曇野まつかわ農業小学校が実施する食育活動の一環で、「畑の先生」たちの協力のもと、作業に汗を流した。
 3年目の取り組みで、現4年生が栽培した大豆「すずほまれ」を使った。ふかふかにおこされた土の上に30a間隔で2粒ずつ置き、3aほどの土をかけた。作業を繰り返し、23列の畝に種をまいた。約60`の収穫を目指す。
5000円分 半額で販売 おおまち満喫クーポン第2弾

 大町市民を除く県民を対象に今月上旬に販売した市内の飲食店や宿泊含む観光施設で使える「STAY信州★おおまち満喫クーポン」が好評だったことを受けて、市プロモーション委員会は7月上旬からあらためて販売を開始する。前回に引き続き5000円分のクーポン券が2500円で購入できる。
 前回は6月6日から販売を開始し2500冊が6日で完売した。より多くの県民に使ってもらいたいと第2弾販売を決めた。販売冊数は2500冊。
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