2020年7月1日(水)付

ANAホテルきょうオープン 大町 黒部ダムの玄関口 新たに

 大町市平日向山高原のくろよんロイヤルホテルが7月1日、「ANAホリディ・インリゾート信濃大町くろよん」にブランドを新たにオープンする。北アルプスの麓、黒部ダムの玄関口で滞在型観光を提案。カフェやバーを楽しめるロビーや北アルプスの山々を眺望できるレストラン、温泉施設など地元住民も利用しやすい施設も整えられている。
 館内は施設の一部はそのまま継承しつつ、ロビーや客室などを改装し、客室は緑を基調としたスタンダードやスーペリア、デラックスなど8種類のルームカテゴリーの全73室。キッズ専用の部屋もあり、家族連れでも長期に楽しめる空間を提供する。
高瀬川にホタル舞う 大町の保存会が鑑賞会

 大町市の「高瀬川ホタルの里保存会」が整備管理する常盤上一の高瀬川河川敷の手掘り水路周辺で、ゲンジボタルが舞い始めた。同会主催のホタル観賞会は7月1日から12日まで開催される。北沢学会長は「4日ころから最盛期を迎えそうだ。ホタルの光で、新型コロナウイルスで疲れた心を癒やしてほしい」と話す。
 今年で9回目を迎える鑑賞会。新型コロナの影響で当初は中止も検討したが、外出自粛が解除になり、屋外であることから感染リスクは低いと考え開催を決めた。
夏の誘客取り組み共有 白馬 初の観光業情報交換会

 白馬村観光局(代表理事=下川正剛村長)は6月30日、初となる村内観光関係者情報交換会を村多目的ホールで開いた。新型コロナウイルスの影響下の白馬に誘客するため、観光客が安心して楽しめるリゾートとしてグリーンシーズンの情報を共有した。
 会場には、観光案内を行う村内4観光協会や交通事業者、アクティビティや索道など約30事業者が来場。村内各エリアや隣接する小谷村観光連盟が、それぞれの夏のアクティビティ・イベントを発表した。
いつか住民の前で演奏を 松川響岳太鼓が練習再開

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動を自粛していた、松川村の和太鼓グループ「信濃国松川響岳太鼓」が練習を再開した。今年3月下旬から自粛していた仲間との演奏に、いきいきとした表情で打ち込む。演奏活動のめどが付かない中、子供会が出場を決めていながらコロナで中止となった昨年度の全国大会(今年3月)は、来年1月に開催が決まり会員の練習に熱がこもる。仲川達也会長は「練習ができるだけでありがたい。正直、いろいろな不安もあるけれど、いつか演奏活動も再開して、応援してくれる地域の人の前で演奏できる日のために練習していきたい」と気合を入れている。
門出におおまぴょん記念証 大町市 自粛下 婚姻・出生届に注目

 新型コロナウイルス感染拡大により、結婚式やお披露目会などができない人が多い中、大町市キャラクター「おおまぴょん」デザインのオリジナル婚姻届と出生届が注目されている。市役所や支所窓口で届書を提出すると、希望者には写真やメッセージを添えられる「婚姻記念証」、「お誕生記念証」が贈られる。市民課は「結婚式をキャンセルされた方がいる話などを聞く。少しでもお祝いの雰囲気になれば」と利用を呼び掛けている。
 届書用紙はいずれも無料。配布場所は、市役所本庁市民課市民・戸籍係、八坂支所、美麻支所、保健センター。休日と業務時間外は市役所宿日直室で配布。届書は市ホームページからもダウンロードできる。
疫病退散願い「献灯祭」 大町・王子神社 夏越しの大祓に併せ

 疫病退散の願いが込められた約2000張のちょうちんが、雨粒をまとい参道や境内に掲げられている。大町市俵町の若一王子神社(竹内直彦宮司)で6月30日と7月1日、夏越しの大祓式に併せた「疫病退散祈願献灯祭」が行われている。例年行う「万灯祭」の名称を変更し、新型コロナウイルスの一日でも早い終息を祈願する。
 あいにくの天気となった6月30日、午後3時ごろから傘をさしてマスクをした参拝者が神社を訪れた。鳥居に設けられた「茅の輪」をくぐり、人の形を模した紙の形代にけがれを移してお祓いし、無病息災や家内安全に願いを込める。
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