2020年10月11日(日)付

郷土の食≠竍技≠モれる 八坂小 地域住民先生に体験学習

 大町市の八坂小学校で10日、郷土ふれあい体験学習会が開かれた。児童と保護者が受講生≠ニなり、地域のお年寄りから伝統的な郷土の食や技を学んだ。これまでPTAや公民館がそれぞれ開催してきた交流会を合わせた企画として初開催し、参加者は100人にのぼった。実行委員会の吉田敏之委員長(PTA3学年会長)は「児童数37人の小規模校だが、これだけ多くの地域の方々に見守られ、応援されているということを知る機会にもなれば」と話した。
 体験メニューは、灰焼きおやき、そばの薄焼き、わら細工、竹細工。子どもたちは、講師を務めたお年寄りの熟練の手さばきに目を輝かせながら郷土の文化を体験した。
自分のペースで22`強歩 白馬高 恒例の大会 密避け実施

 白馬村の白馬高校(臼井彰一校長)は9日、精神力と体力を養う恒例の「強歩大会」を開いた。肌寒い天気の中、生徒たちは沿道から温かい声援を受けながら、自分たちのペースで歩を進めた。1年生から3年生まで149人が参加。
 コースは同校から和田野を抜け、黒菱林道を駐車場まで登る往復22`。生徒はトレーニングを重ねている運動部所属者からマイペースで歩く人まで、それぞれの調子でゴールを目指した。
 新型コロナウイルスの感染予防のため、スタートは密を避け学年ごとに3分の時間差を設けて行った。
渡り<`ョウ かれんな姿 松川 ちひろ公園にアサギマダラ

 松川村の安曇野ちひろ公園に、長距離の渡り≠するチョウ「アサギマダラ」が、昨年に引き続き飛来した。
 公園にアサギマダラを呼ぼうという職員の提案で、昨年、北側の敷地を整備し、アサギマダラが好むフジバカマの苗約20株を植えた。株分けをして倍以上に増やした。初年度は1頭のアサギマダラが、10月中旬の数日間、観察された。
幻の池田鉄道 歴史語る 交流センター「かえでの会」

 池田町交流センターかえでの運営をサポートする「かえでの会」は4日、「昭和を彩った幻の鉄道池田鉄道の歴史を語る会」を同センターで開いた。製糸業で栄えた池田町に人員物資を輸送する目的で大正15 (1926)年から昭和13(1938)年まで運行された「池田鉄道」の歴史と思い出を振り返った。
 安曇追分から北池田駅まで開通していた池田鉄道の痕跡をDVDで紹介した。池田鉄道の記憶をもつ5人が登壇し、当時の思い出を語った。
野外料理楽しみ食≠ヨ感謝 白馬南小 伝統の「かまめし会」

 白馬村の白馬南小学校(倉科浩美校長、児童102人)でこのほど、同校の伝統行事「かまめし会」の体験学習が行われた。縦割りグループの全校児童がかまどで火をおこして協力して飯ごうご飯と汁物を作り、食への感謝の心を育んだ。
 かまめし会は昭和初年度から当時の児童が実施していたという、古い歴史を持つ行事。コロナ禍で実施が危ぶまれたが、例年は持ち寄りとなっている食材を学校で準備したり、感染症対策をしっかり取るなどして伝統をつなげた。
コロナ禍 広域観光考える 塩の道交流会議 大町で意見交換

 日本風景街道モデルルート「北アルプス大展望・最長最古の塩の道ルート」沿線の地域活性化に取り組む「アルプス塩の道交流会議」(会長=坂中正男・大町商工会議所会頭)は9日、「日本風景街道を生かした広域観光連携セミナー」を大町市の大町商議所で開いた。経済団体と観光関係者が互いに情報を共有、意見交換を行いながら、コロナ禍、アフターコロナでの広域的な観光の在り方などを話し合った。
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