2020年11月26日(木)付

大町の魅力「中継」で紹介 コロナ禍の移住促進 オンラインで見学ツアー

 新型コロナウイルスの感染が広がり、移住セミナーやツアーなどの実施が難しくなる中、大町市はコロナ禍に対応した移住促進の手法に知恵を絞っている。市まちづくり交流課定住促進係は25日、オンラインで市内の魅力を伝える「おおまぴょんと巡るオンライン魅力体験ツアー」を初めて実施。Web会議システム「zoom」を使い、大町の街中の様子や暮らしを「中継」して紹介した。
 ツアーは、今年計画していた、個別の市内見学ツアーをオンライン形式に変更した企画。同課職員がタブレット端末を通しておおまぴょんのぬいぐるみとともに参加者が希望する市内の景観や施設などを案内した。
おいしい!旬の味に舌鼓 小谷保で食育の日給食

 小谷村保育園で19日、食育の日給食が行われた。「マイタケごはん」「ヤーコンのきんぴら」「きのことレンコンのとろみ汁」などを提供。園児が旬の食材を使った料理をおいしく味わい、食への関心を高めた。
 ヤーコンは地元の農家から提供され、保育士が特性や食感などについて説明した。サツマイモそっくりなのに、ホクホクとした食感でなく、シャキシャキとした歯触りに園児たちは驚き。村特産のマイタケは香り高く、おいしそうに味わっていた。
高齢者向け電動カート構想 池工 県社協表彰 実用化目指す

 福祉や防災の課題解決策を募る県社会福祉協議会の「信州共生みらいアイディアコンテスト」で、池田町の池田工業高校が、高齢者向け電動カートの構想を出展し、25日までに最高賞に次ぐ会長・企業賞に輝いた。生徒が地域で研修を受ける「池工版デュアルシステム」で地元企業と連携して、令和4年度の実用化を目指す。
 電動カートはバッテリーとモーターで駆動し、秒速1bほどの速さで走行。利用者の介護予防につなげようと、体力に応じて人力で走れるペダルも設置する考えだ。 構想はデュアルを受講する生徒が、研修先の町社会福祉協議会から「高齢者の課題解決」の要請を受けて立ち上げ。校内から有志を募ったところ生徒会役員などメンバー4人が集まった。
移住者 野沢菜漬けに挑戦 大町交流会「おしゃべりTIME」

 大町市定住促進係は21日、市中央保健センター内で、移住者交流会「おしゃべりTIME」を開いた。野沢菜を漬けてみよう!≠テーマに、I・Uターン者や市民などが地域の季節の風物詩「お菜漬け」にチャレンジした。
 農家の主婦ら有志でつくる「信濃大町のつけものや」代表の曽根原叶子かなこさんの手ほどきで、塩味の野沢菜の切り漬け2`を漬けた。換気を施した栄養指導室の冷たい空気の中、長いままの野沢菜のお菜洗い≠ノも挑戦した。
小皿や茶碗焼き上がる 大町・陶芸の家 作品完成引き渡し

 大町市東町の作陶施設「陶芸の家」で21日、陶芸教室を体験した市民への作品引き渡しが行われた。丁寧に仕上げた陶芸作品の数々が焼き上がり、受講者約20人が完成を喜んだ。
 教室は先月17日と18日に開かれ、参加者は陶芸の家会員の指導を受けて、陶芸作品を制作した。作品は釉薬に渋みが出るという「還元焼成」と呼ばれる手法で焼かれた参加者の作品は、小皿やランプシェード、茶碗、箸置きなどが並び、工夫を凝らして作ったそれぞれの作品を、互いに鑑賞したり、批評し合ったりしていた。
冬の山岳遭難備え救助訓練 大町署と遭対協 役割理解し連携確認

 本格的な冬山シーズンが始まるのを前に、大町署山岳遭難救助隊と北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は25日、大町市運動公園内と常盤仏崎の山中で救助訓練を実施した。救助隊4人、遭対協13人が参加し、斜面から要救助者を引き上げる訓練などを行い、冬の山岳遭難に備えた。
 常盤仏崎の山中では、雪上を想定し、登山道から滑落した遭難者をストレッチャーに乗せて引き上げる訓練を実施。ロープで確保しながら隊員同士で声を掛け合い、連携しながら進めた。
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