2020年12月1日(火)付

サル捕獲近年最多250頭超 大町市 駆除対策強化で効果

 農作物を中心にサルによる被害が深刻化する大町市。駆除対策専門員を新たに配置し、大型捕獲おりを設置するなど本年度から対策強化を図る中、駆除頭数が急増するなど成果を挙げている。市内における駆除は例年、数十頭にとどまっていたが、本年度は11月25日現在251頭となっており、過去10年間で最多の駆除頭数を記録している。
 牛越徹市長は、30日に開会した市議会12月定例会の冒頭あいさつで、サルの本年度駆除頭数について、今月25日の時点で前年同期の52頭を199頭上回る251頭に上ったことを報告。「引き続き、猟友会や地域住民との連携を十分に図り、さまざまな手法を組み合わせた複合的な駆除対策により猿害の抑止に取り組む」と述べた。
体育で空手「形」取り組む 大町一中 コロナ対策非接触

 大町市の大町第一中学校(木下政道校長、生徒数227人)は本年度、体育の武道で初めて空手道を導入し、一連の決まった動作をする「形」に取り組んでいる。例年は剣道だが、防具の使い回しや接触があることから、新型コロナウイルス対策として非接触の形を実施。11月30日には県から派遣された講師による指導があり、生徒たちは一流の動きに触れ、技を磨いた。
一流のクラシックでエール 白馬・いのちの音楽祭 コロナと戦う全ての人に

 白馬村のウイング21で11月28日夜、第4回「NAGANO国際音楽祭in白馬」の特別企画「NAGANOいのちの音楽祭in白馬」(実行委員会主催)が開かれた。一流の演奏家によるクラシック音楽で、医療従事者や患者など新型コロナウイルスと戦う全ての人へのエールとするとともに、会場を埋めた観衆に心の安らぎを届けた。
 国際音楽祭in白馬では、毎年全国から若手演奏家が白馬に集まり、一流音楽家の指導のもと演奏技術を磨き、コンサートを開催。コロナ禍で中止となっていたが、「いのちの音楽祭」として間隔を開けた座席や掛け声の禁止など感染症対策を施して開催した。
秋晴れに声援受け疾走 松川 年末マラソンに65人

 松川村アスリートクラブ(西澤尚記会長)は11月29日、第23回年末マラソンを村川西運動公園ランニングコースで開いた。村内外から、小学2年生から60代まで幅広い層の65人が参加。秋晴れに恵まれた空のもと、起伏に富んだコースを駆け抜けた。2000b・3000b・5000bの各距離で年代別・男女別に分かれた部門で競った。選手たちは家族の声援を受けながら、運動公園を取り巻く1周800bのコースを周回。コロナ禍で走れなかった分も含めて、元気に駆けていった。今年は新型コロナの感染拡大防止のため表彰式は行わず、走行時以外はマスクをするなどの対策を徹底した。
必ず返信「たくさん送って」 グッズ抽選は来年1月12日到着分まで おおまぴょん∴カて年賀状募集

 大町市は、市キャラクター「おおまぴょん」宛ての来年正月の年賀状を募っている。送られた年賀状にはおおまぴょんが必ず返信。抽選で特選おおまぴょんグッズ詰め合わせを20人にプレゼントする。
 今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベント参加などがほとんどなくなったおおまぴょん。「今年はみんなと会う機会が少なかったので、年賀状で皆さんに会いたいです。たくさんの年賀状を送ってね」と呼び掛けている。
避難所運営 模擬体験で訓練 大町市 自主防災会有事に備え

 大町市自主防災会連絡会(市村孝志会長)は11月28日、市内の自主防災会長や常盤地区の住民を対象とした避難所開設・運営訓練を大町南小学校体育館で開いた。約45人が参加し、避難所運営をゲーム感覚で模擬体験する避難所運営ゲーム(HUG)や資機材の設置訓練などを行い、災害時の対応に備えた。
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