2020年12月2日(水)付

大町の魅力 若い世代へ 岳陽高生・信大生「まちのてらこや」 中高生の居場所つくる

 大町岳陽高校の生徒や卒業生、信州大学生らでつくる「まちのてらこや実行委員会」は本年度、大町市の魅力や楽しみを若い世代に知ってもらうため、小中高生の居場所づくりやイベントの開催などに取り組んでいる。進学や就職で大町を離れても大町に関わり、また戻ってきたいと感じてもらおうと、若者目線で魅力を伝える。
 新型コロナウイルスの影響で予定していたイベントはできなかったが、高校生を対象としたオンライン勉強会などを開いてきた。11月28日には、地域の小学生を対象にしたボードゲーム大会を同市八日町の「ドットベース大町」で開催。さまざまなゲームやカード遊びで楽しんだ。
かるた 綿花リース「お店」で 白馬南小3年生 山小屋トイレ整備に寄付

 白馬村の白馬南小学校3年生17人が11月28日、道の駅白馬で1日限りの「白馬南小学校3年生のお店」を開いた。自分たちで製作した「高山植物かるた」と綿花リースを販売。売り上げは白馬村の山小屋のトイレの整備・維持のために募金するという。
 3年生は本年度、総合学習の一環で白馬村の八方池を訪れた。その時に利用させてもらったトイレが、美しく整備されているのを見て驚きと感謝を覚えた。理由として、トイレに募金箱が設置され、そのお金が整備に充てられていることを知った。その後クラス内で「自分たちもできることで支援したい」という気持ちが高まり、販売会に至った。
新たな特産品 味を評価 小谷で商品開発説明会

 小谷村の事業者の支援や農産物による特産の普及促進に取り組む村特産推進室は11月25日、サンテインおたりを会場に「特産商品開発事業説明会」を開いた。村の行政関係者や商工会関係者らが参加。農業生産者の食材に対する思いや課題に耳を傾けながら、新たに開発される商品の味を評価した。
 村では大町市の蔵元・薄井商店とともに取り組む、小谷産酒米を利用した、熱燗かん用の日本酒開発「熱燗プロジェクト」や、生ハム、クレソン、ルバーブの加工品、小谷村野豚の商品開発に力を入れている。説明会では特産品事業の説明とともに、新型コロナウイルス感染防止を徹底させた上で、生ハムやクレソン、小谷漬けの盛り合わせが参加者一人一人に提供された。
夢の舞台で華麗に舞う 松川のバレエ教室 初めての発表会

 松川村の「バレエスタジオナディア」の生徒たちによる第1回発表会が11月29日、村すずの音ホールで開かれた。5歳から14歳までの生徒34人が、本格的な舞台の上で華麗に生き生きと舞った。
 教室は3年前に始まり、毎年村の文化祭で発表してきた。プロの照明や音響を駆使した「夢のような舞台」を一度体験してほしいと、教室を主宰する井上望さんの意向で、保護者らの協力のもと、初めて発表会を開いた。
白馬高生 介護職の実態学ぶ 県大町保福事務所 進路へ「講座」2回目

 県大町保健福祉事務所は11月25日、白馬村の白馬高校で進路を考える2年生63人に向けた「介護の仕事に関する講座」の2回目を開いた。松本短期大学介護福祉学科の丸山順子学科長と、介護老人保健施設白馬メディアの介護主任・柳沢友良さんが講演。介護の専門家と現場で働く介護職員の話から、介護職の正しい実態ややりがい、魅力などに理解を深めた。
 高齢者の介助の疑似体験も行われた。体力の低下により、立ち上がり困難な高齢者の状況を体感したり、寝たきりの高齢者を指一本で動かすことのできる介助技術を体験。援助者としてどのような支援が必要かを考え合った。
コロナ自費検査 一部を助成 大町市 1人1万円 65歳以上2万円

 大町市は、市立大町総合病院で可能となった無症状者対象の新型コロナウイルス自費検査(保険適用外)で、検査にかかる費用3万円の一部を助成する事業を計画している。自費検査を受けた市民1人につき1万円を、感染リスクが高い65歳以上については2万円を助成する。
 事業費は、50人分(65歳以上20人分)の助成額として70万円を見込み、本年度一般会計補正予算案として、11月30日に開会した市議会12月定例会に提出した。議決を経て、12月下旬から3月末を期間に助成を実施する。
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