2020年12月12日(土)付

シーズン幕開け! 初滑り 小谷 栂池スキー場オープン

 小谷村の栂池高原スキー場が11日、滑走可能となり開業した。待ちわびたスキーヤーたちがさっそく雪の感触を楽しんでいた。大北地域で今季初めての開業となり、ハクババレーもスキーシーズンの幕が開けた。栂池ゴンドラ山頂駅から滑る、ハンの木高速ペアリフト沿いの約900bのコースを開業。人工降雪機でいち早く整えたコースは、固めの感触ながらも約24aの積雪で滑走には十分。訪れたスキーヤーやスノーボーダーが、久しぶりの雪の感触を楽しんでいた。
シーズンへ高まる期待 白馬北小 テレビで放送「スキー始めの会」

 白馬村の白馬北小学校(松下設吉校長)は8日と9日、令和2年度「スキー始めの会」を開いた。例年は児童が一堂に集まり開くが、本年度は新型コロナウイルス感染防止のため、各クラスでテレビ放送を視聴する形で実施。スキー学習で世話になるコーチの紹介や、学年代表によるスキー学習の目当てを聞き、安全で楽しいスキーシーズンへ期待を高めた。
 児童代表は「記録会でいい成績を残したい」「去年は小雪でできなかったジャンプを今年こそ気持ちよく飛びたい」と、本年度の学習の目標を自分の言葉で力強く語った。
「桜沢のさくら」存続危機 松川村文化財 樹齢300年超 子孫繁殖へ

 松川村鼠穴の天然記念物「桜沢のさくら」が、高齢化によって存続の危機を迎えている。村教育委員会は地域の文化財を後世に残そうと、森林研究・整備機構に繁殖を依頼。接ぎ木用の枝の採取が11日、行われた。早ければ令和5年にも、サクラの子ども≠ェ里帰りする予定だ。
 サクラは推定樹齢300年を超える、高さ約9bのシダレヒガン。平成11年に村の文化財に指定された。高齢化によって一部が腐食し、消毒や補強などの対策が取られてきたが、今年の強風で幹の半分が倒壊。維持・管理が難しくなっている。
放課後♀wんだ成果披露 松川小で「子どもプラン」発表会

 小学生の放課後の居場所づくりを図る「松川村放課後子どもプラン」は10日、発表会を松川小学校で開いた。子ども教室や児童クラブの小学生が、地域住民との交流を通じて学んだ、スポーツや芸術など活動の成果を披露した。
 発表会は今年、新型コロナウイルス感染防止のため規模を縮小しての開催。児童や保護者、地域住民など約150人が参加し、バンド演奏や演劇、ダンス、スポーツトレーニングなどの発表を楽しんだ。
年末準備しめ縄″り 小谷小5年生 米作りの稲わら使い

 小谷村の小谷小学校5年生児童18人が8日、同村伊折地区在住の坂井昭十さんを講師に、稲わらを使ったしめ飾り作りを体験した。農業と密接に結びついてきた、先人たちの知恵と工夫、思いのこもった伝統の技にふれながら、本年度取り組んできた米作りを振り返った。
 児童は坂井さんの指導を受けながら、わらを8本ずつ2つの束にして、縄をなっていく作業から始めた。両手でもむようにしてより合わせて1本にしていくが「名人のようにはうまくいかない」と悪戦苦闘。上手に作るためのこつを教わりながら、少しずつ手つきが様になって行き、それぞれが立派な縄を作り上げた。
小谷村で初の感染確認 新型コロナ 50代男性 管内18人目

 県は11日、小谷村の50代会社員男性が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。小谷村での感染確認は初めてで、大町保健所管内18人目の感染確認となった。
 男性は6日に倦怠感が出現、9日に発熱し、感染症指定医療機関を受診、LAMP検査の結果、10日に陽性が判明し入院した。8日に感染が発表された白馬村の60代会社員男性との接触があった。
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