2021年2月24日(水)付

コロナに負けず大会開幕 白馬岩岳 感染予防し全国学生スキー 

 全国の大学生スキー部員が練習を重ねた技術を競う第48回全国学生岩岳スキー大会が23日、白馬村岩岳スキー場で開幕した。コロナ禍で開催が危ぶまれる中、地元と参加選手による感染予防に取り組む熱意と努力によって、半世紀近く続いた歴史ある大会を実現にこぎつけた。
 参加者が一堂に会する開会式は中止、宿も受け入れ人数を制限した。選手も事前・事後の体調チェックや現地でのリスク回避、宿での打ち上げ・飲酒の禁止など、厳しい感染予防に同意し協力。コロナに負けず大会を守りつないでいく思いで一致した。
「道祖神」で昔の風習ふれる 小谷 老人クラブ連合会 園児と交流

 小谷村老人クラブ連合会の相沢誠男会長と松本久忠副会長が17日、村保育園を訪れ、毎年恒例の園児との交流会を行った。小正月の風習として古くから伝えられている「道祖神」を作り、生活文化の継承と昔の暮らしにふれ、交流を深めた。
 2人は小正月の村の風習の一つの道祖神の由来について園児に説明。村ではどんど焼きの時に雪のほこらを作り、クルミの木を削った男女2体の神様の人形を供え、無病息災を願う、と話した。
伝統工芸「押絵雛」お目見え 白馬福祉センター 「桃の節句」合わせ展示

 3月3日の「桃の節句」を前に、白馬村保健福祉ふれあいセンター入り口に、七段飾りの豪華なひな人形がお目見えした。松本市を中心に発展した、伝統工芸「押絵雛」も展示され、華やいだ雰囲気を醸し出している。ひな人形は「家では飾らなくなってしまったが、多くの人に見てもらい、桃の節句を楽しんでもらえれば」と、地域住民から寄贈された。
 表情豊かな人形や、小さな道具一つ一つが精巧に再現された段飾りは、職人の手仕事の素晴らしさがうかがえる。時代の流れでコンパクトなひな人形が流行する昨今、家庭ではなかなか見ることができなくなっている華美なひな人形に、利用者から感嘆の声が上がっている。
レクスポーツで健康づくり 松川 村長レコードチャレンジ 「好きな時間に気軽に挑戦を」

 スポーツの機会が減ったコロナ禍の中で、住民の健康づくりを図ろうと、松川村すずの音ホールで昨年10月から始まったスポーツイベント「村長レコードチャレンジ」が、地味な盛り上がりを見せている。
 誰もが気軽に楽しめるレクリエーションスポーツを、と公民館職員が企画。月ごとに、風船リフティングや逆手卓球ピンポン、大豆皿移しなど、ユニークな種目を実施した。村長の記録を破ると景品を贈り、好記録は館内に貼り出す。
シニア世代就労へ知識学ぶ 大町 生涯現役促進協がセミナー

 就労意欲のあるシニア世代と人手不足に悩む企業との橋渡し役として事業を進める大町市生涯現役促進地域連携協議会は18日、おおむね60歳以上の市民を対象に、就労に向けたセミナーを市中心市街地多目的ホールで開いた。10人が参加し、応募書類の書き方など就活する上で必要な知識や、企業の求人状況などに理解を深めた。
人材育成へ町と学校連携 池工魅力づくり検討委 協定提案

 池田町の池田工業高校の在り方を話し合う「魅力ある池工をつくる検討委員会」は22日、同校で会合を開いた。地域と学校の橋渡し役として新設されたコーディネーターが、初年度の活動結果を報告。少子化社会における生徒の確保や地域産業を担う人材の育成を目指し、町と学校との包括的な連携協定の締結などを提案した。
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