2021年5月15日(土)付

お店で購入 自宅へお届け 大町市 8店舗協力 高齢者支援

 大町市は、65歳以上の高齢者を対象とした外出・社会参加促進介護予防モデル事業として「買い物サポート事業」を始めた。「購入した商品が重くて運べない」など買い物における困りごとの声を受け、商品を無料で自宅まで配達する事業で、市内8店舗の協力を得て実施する。利用には登録が必要で、市役所内にある市地域包括支援センターなどで受け付けている。
 サービスが受けられる市内協力店は次の通り。
 ▽Aコープファーマーズおおまち店、▽カインズ大町店、▽コメリハード&グリーン大町店、▽ザ・ビッグ信濃大町店、▽地場の郷、▽西友大町店、▽デリシア大町店、▽ホームプラザナフコフレスポ大町店
来館ヤギ親子≠モれあい 大町 福祉センター「癒やしの場を」

 大町市総合福祉センター中庭に13日、ヤギの親子がお目見えした。かわいらしい鳴き声が周辺をにぎわせ、館内作業所の利用者らが休み時間などに触れ合った。
 新型コロナウイルス感染症拡大防止のための自粛で、気軽に遠出できない中、密を避けつつ屋外で少しでも癒やしの場をつくろうと企画した。市役所の若手職員有志らでつくり、耕作放棄地対策などを考える「ヤギと草むらの会」から母ヤギの「れんげ」とその子ヤギ2匹が来館した。
芸術祭先行展きょうから 旧北高など パス販売 限定ケースも

 8月21日の開幕を予定する大町市の第2回北アルプス国際芸術祭のプレイベント「先行公開展」が15日から、旧大町北高校を拠点に始まる。新作を中心に12作品が楽しめる。同日は、本芸術祭鑑賞パスポートが販売開始となり、有名デザイナーの皆川明氏が手掛けたパスポートケース(1000円)も500個限定で販売する。展示会場をつなぐボンネットバスの運行もある。
 先行公開展は30日まで毎週土・日曜日で、各日午前10時〜午後5時。
提出書類400件 押印省略 白馬村 住民負担軽減 利便性向上へ

 国が行政手続きの簡素化やデジタル化を進める中、白馬村では、自筆署名や身分証明と合わせて必要としてきた押印を省略するなど、行政手続きの効率化を図り、村民サービスの向上を追求している。
 村では今年4月、申請書や申込書、届出書など住民が行政に提出する書類への押印の義務付けを廃止する村規則を施行。押印と合わせて自筆署名や身分証の提示などで本人確認をしていた手続きを見直した。行政サービスの利用申請や福祉関係書類、納税書類などの提出書類約400件の押印簡略化を行った。
雪の中じっくり熟成 おたり振興公社 埋蔵酒掘り出し

 小谷村のおたり振興公社はこのほど、栂池高原スキー場のゲレンデに日本酒を雪に埋めて熟成させた「氷雪熟成酒」の掘り出し作業を行った。スキー場の豊富な天然雪で作られた雪室で、4月からじっくりと寝かした日本酒が、熟成を終えて深い雪の中から姿を現した。
 掘り出した酒は季節限定の氷雪熟成酒「栂の森」として、栂池自然園の開園に合わせ6月から、栂池スキー場のロープウエー乗り場や道の駅おたりで販売する予定。
地域超え美術愛好家交流 池田・大町・松川の美術会 コネクト展 秋に展望館で

 池田町美術協会、大町市美術会、松川村美術会は、第1回「北アルプスの里コネクト展」を秋に計画している。10回目の実行委員会(宮澤好男会長)が9日、池田町の北アルプス展望美術館(池田町立美術館)で開かれた。
 各市町村の美術会の枠を超え、地域にゆかりのある美術愛好家が出展を通して交流し、地域の芸術文化の振興と活性化に寄与する場を目指そうと、2年ほど前から議論されていた。会場は北アルプス展望美術館、会期は11月〜12月上旬を予定し、3市町村の会員からの応募や招待作家など、約100人規模からの出展を見込んでいる。応募申し込みは9月ごろを予定している。
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