2021年10月9日(土)付

木質チップ供給施設起工 北ア森林組合 再エネ新事業で1日30d

 国県補助金等不適正受給問題に伴う経営危機からの再建・経営安定化に取り組む北アルプス森林組合(割田俊明組合長、大町市)は、新たな収入確保に向けた新事業として、木質バイオマス(チップ)供給施設建設に着手した。平成27年12月の問題発覚以降初の大事業で、脱炭素化など世界規模で取り組むSDGs(持続可能な開発目標)を見据えた再生可能エネルギー事業に活路を見出す。
 地鎮祭は8日、現地で行われ、工事や組合関係者らが出席した。割田組合長は「(同組合は)県のSDGs推進企業の認定も受けている。
アート体感 地域づくり模索 大町 連合自治会が芸術祭巡り

 大町市連合自治会は8日、研修会を実施した。自治会長約30人が参加し、市内で開催中の北アルプス国際芸術祭の作品展示会場を巡り、新たなまちづくりについて考えた。参加者たちは2台の大型バスに分かれ、旧大町北高校や中綱湖畔、木崎湖畔、大町温泉郷など7会場を視察した。
 アートを通じた非日常を体験するとともに、感染防止対策などコロナ禍のイベント開催についても学び、関心を深めた。
土と触れ合い収穫喜ぶ 白馬LC 園児招き芋掘り体験

 白馬村や小谷村の会員でつくる奉仕団体・白馬ライオンズクラブ(LC、松澤利彦会長)は5日、白馬村のしろうま保育園の園児を招いてサツマイモの収穫を体験させた。園児たちはサツマイモを掘り出し、収穫の喜びを味わった。年中・年長の園児約70人余りが参加。八方地区の会員が管理する畑まで散歩で移動し、会員とともに畑の土を掘って甘いベニアズマ種の大きなイモを掘り出した。出てきたミミズを捕まえたり、採れたツタを体に巻いて冠や衣装にするなど、土に触れ合い楽しんだ。
住宅の立地要件緩和へ 松川村 農用地区域で人口増計画

 松川村は、来年度から改定する「土地利用調整基本計画」で、宅地需要の増加を見越し、住宅の立地に関わる要件の緩和を予定している。農業振興地域の農用地区域(農業利用の土地)を宅地など農業以外の用途に転用(農振除外)する場合、農用地区域外地(農用地区域指定のない土地)と同じ面積以上の交換が必要だったが、過去20年間での宅地としての適用は5件と少なく「ハードルが高い」とし、文言を撤廃する。
 同計画では、基本方針を定めた上で村内を9つのゾーンに区分し、新たに施設を立地する場合はゾーンに基づいた「用途表」を適用する。これにより乱開発を防ぎ、景観と農業、暮らしの保全を図っている。
地域一丸 道路清掃に汗 池田 美しいまちづくり行動デー

 まち全体がビューポイント≠掲げ池田町が設定した「美しいまちづくり行動デー」の2日、県道沿いや生活道路周辺では、除草や清掃活動に汗を流す住民の姿があった。
 各自治会を中心午前7時ごろから集まりだし作業を始めた。5丁目自治会は役員を中心に7人が集まり、道路脇歩道の除草作業などに取り組んだ。
環境美化 ランナー快適に 大町 シルバー人材マラソン控え

 大町市で第38回大町アルプスマラソンの開催を17日に控え、北アルプス広域シルバー人材センターは8日、発着場所となる市運動公園の環境美化を行った。市内大町地区の会員約60人が、ランナーに気持ち良く走ってもらおうと、コースの清掃や沿道の草取りなどに汗を流した。
 会員たちが植栽の雑草を手作業で抜き取ったり、熊手でコース上の落ち葉をかき集めたりしていた。
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