2022年1月15日(土)付

高収益作物生産へ基盤整備 大北農振協 米農家の安定経営へ計画

 米需要の低下による生産制限や米価の下落などを背景に、長期的な米農家の経営安定化に向けて、大北地区農業振興推進協議会(会長=宮澤敏文県議)は、新年度から新たに「産地生産基盤パワーアップ事業」に取り組む。米と合わせて、5カ年計画で組織的に高収益の新農産物の導入や拡大を図る。
 13日に大町市の県大町合同庁舎で開いた、同協議会が本年度から取り組む「大北地区水田農業パワーアッププロジェクトチーム」検討会でプロジェクトチーム委員長でもある宮澤県議が概要を示した。
児童 集中し筆走らせる 大町 八坂小で全校書初め大会

 大町市の八坂小学校で12日、全校書初め大会が行われた。例年は一堂に会し実施しているが、新型コロナウイルス感染防止のため、各学年ごとに分散方式で実施。会場は分かれても、同じ時間に新たな年に向き合う気持ちを全校児童で共感し合いながら、真剣な表情で伸びやかに筆を走らせた。
 児童たちは、止めやはらい、漢字と平仮名のバランス、文字の配置などのこつを教諭から聞いた。1・2年生は硬筆で「ことしのめあて」について書いた。
小谷 万葉仮名で「於他里」 県立歴史館 鎌倉時代初期の古文書所蔵

 小谷村の読みを万葉仮名で記す「於他里(おたり)」という地名が記された鎌倉時代初期の古文書が、千曲市にある県立歴史館に所蔵されている。村教育委員会では「おたり≠ニ記された最も古い文書。小谷や白馬の皆さんに文書の存在を知ってもらいたい」と、歴史のロマンが満ちた文書に注目している。
 文書は今から約830年前の建久元年のもの。約5年前に京都の古書店から売りに出されて発見された。
コロナで天皇杯クロカン延期 白馬 3月開催に向け調整

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、白馬村で実施が予定されていたノルディックスキークロスカントリー競技の国内最高峰の大会、天皇杯第100回全日本スキー選手権大会クロスカントリー競技(リレー・ディスタンス種目)の開催延期が決まった。延期後の日程は未定だが、今シーズン中の3月開催に向けて調整している。
 大会は1月24日から28日まで、村クロスカントリー競技場スノーハープを会場に開催し、国内トップ選手約300人が参加する予定だった。
ふるさと納税1億円超え 池田町 サイト拡充 ワイン好調

 池田町のふるさと納税寄付金額が、初めて1億円の大台を超えた。昨年12月に計5200万円ほどの寄付があり、本年度の目標金額としていた8000万円を大幅に上回った。担当の町企画政策課まちづくり推進係の望月絢介さんは「12月の伸びが予想以上だった。全国の人に池田を知ってもらってありがたい。内容を見返し、今後に生かしたい」と受け止めている。
大雪で停電・列車運休など 大北 きょう以降も降雪に注意

 冬型の気圧配置が強まり、北からの寒気が流れ込んだ影響で、大北地域は13日から14日にかけて、大雪に見舞われた。倒木による停電や列車の運休など住民生活が混乱した。
 長野地方気象台によると、14日正午までの24時間降雪量は大町市で40a、白馬村で36a、小谷村で54aを観測。15日以降も山沿いを中心に、雪が降りやすい状況が続くという。
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