2022年1月29日(土)付

熟成 甘い雪下にんじん=@大町 八坂の特産 出荷順調

 大町市八坂の「ヤサカあいさいファーム」(仁科祐樹代表)の農場で、冬の特産品「ヤサカの雪下にんじん」の収穫が始まっている。ここ数年暖冬が続いたが、今シーズンは雪下≠フブランドにふさわしい、順調な降雪に恵まれた。深い雪の中で熟成され、甘みを増したニンジンが人気を呼んでいる。
 今シーズンは大雪が続き、畑は一面降り積もった雪に覆われている。収穫は除雪機で降り積もった雪をかき分け、従業員が手作業で1本ずつ掘り出している。1日に収穫するのは1・8d。その後土を落として出荷され、色鮮やかな雪下にんじんが店頭に並ぶ。
持続可能な白馬村実現へ サーキュラービジョン アドバイザーに佐宗さん

 白馬村観光局は27日、白馬が目指す未来のライフスタイルを描いた「白馬サーキュラービジョン」の実現に向けて、「ビジョンアドバイザー」に戦略デザインファーム・BIOTOPE代表の佐宗邦威氏を迎えたと発表した。描いた「サステナブル(持続可能)な白馬村」の未来像を実現するために、協力を得る。
 佐宗さんは就任にあたり「白馬村は気候変動に対する最新テクノロジーと、自然と共生し楽しむ暮らし方を作っていく実験場になっていく。最終的にはサステナブルツーリズムの聖地となることを目指す。企業や興味ある方、ぜひとも白馬村で一緒に未来を作りましょう」とコメントを寄せた。
美術館存続可否の参考に 池田 町民500人にアンケート

 令和5年度以降の運営方針が定まっていない池田町会染の北アルプス展望美術館(町立美術館)について、町は今後の議論の参考資料とするため、無作為に抽出した13歳以上の町民500人を対象にアンケート調査を実施している。庁内での議論の他、公共施設のあり方などを検討する行財政改革推進委員会での資料として提出し、本年度中に方向性を示す。
 町の財政問題が表面化して以降、維持費がかかる美術館について、休館や売却を含め、あり方を検討するよう求める声が町民から上がっていた。
あめ市へ昔ながら飴づくり 大町・柴田菓子舗 コロナ禍も伝統受け継ぐ

 大町市上仲町の「柴田菓子舗」は26日、大町あめ市で縁起よく販売する伝統の飴づくりを行った。店の先々代によって始められ、ゆかりの店主・職人が受け継ぎ、約70年にわたって続く作業。 作業は店主・柴田裕久さんと娘なつみさん、塩尻市大門幸町の御菓子司「一誠堂」店主・小澤義忠さん、ベテラン職人の北條和男さんの4人で進められた。
 仕上げた飴の量は約70`で、コロナ禍以前の半分より少ない。「コロナの影響は大きいのですが、大町あめ市の味わいが忘れられないように作り続けたい」と裕久さんは話す。
開局10年 全世帯アンケート 大町市CATV サービス向上へ意見募集

 大町市ケーブルテレビ(CATV)は、今後の安定したサービスの向上、提供のための意見を募集している。市民に密着し、情報提供し昨年、開局10周年を迎えた同テレビが初めて全世帯を対象に行うアンケート。「テレビ離れ」が進む昨今、より良いサービスの提供のため、市民から番組内容の改善点や要望などを募っている。募集は2月28日まで。
 アンケートでは、自主法放送の番組内容やケーブルテレビ事業全般、ケーブルテレビで実施してほしいサービスなど要望の記入を求めている。
ポンプ車更新 積載水量増 北ア広域消防 大町署 2月5日から運用

 大町市の北アルプス広域消防本部大町消防署に配備される消防ポンプ車の安全祈願が28日、同署で行われた。平成13年1月に導入された車両の更新で、小型ながら大容量の水槽を装備し、八坂・美麻地区など水利が悪い山間部での活躍が期待される。31日から取り扱い訓練を始め、2月5日から運用を開始する。
 車両は長野ポンプ社製の4輪駆動マニュアル車で、さび止め加工を施したアルミニウム材を使用するなど軽量化した。積載可能水量は1300gで、消火活動時の消火栓や水源などを探す時間ロスも減らすことができる。車両の価格は約5000万円。
トップページ 1月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2022 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.