2022年2月1日(火)付

事業承継支援で地域活性 大町のイイココ マッチング会社と提携

 大町市で地域づくりに取り組む「イイココ・インキュベーション」(長谷川雄一代表)が、事業承継マッチングプラットフォームrelay(リレイ)を運営するライトライト(宮崎市)とパートナー契約を締結した。長野県初のパートナー事業者として、事業承継のマッチング支援事業を始めた。「このサービスを全県内で広げ、地域の課題解決の一つとしていきたい」と意欲を見せる。
 事業承継は会社の経営権やノウハウ、人材などを次世代へ引き継ぐこと。日本では近年、後継者不在による事業承継問題が増加傾向にあり、県内でも長年親しまれた商店や会社の廃業による地方経済の活力低下が課題となっている。
 近隣に継ぐ人がいなければ廃業するしかなかった小規模事業者にとって、新しい可能性と選択肢が広がるサービスとなる。
母校スキー部後援会がエール 北京五輪モーグル代表旧大町北高出身 杉本選手所属会社へ応援金

 大町市の大町岳陽高校スキー部後援会は1月31日、高校合併前の大町北高校出身で北京五輪フリースタイルスキー男子モーグル日本代表の杉本幸祐選手(27)の活躍を願い、応援金5万円を杉本選手が所属する松本市の食製造会社・デイリーはやしや(松本市)に届けた。
 後援会は合併前の大町高・大町北高の卒業生や地域住民、市スキークラブなど約90の個人団体で組織。大町北高出身者として初めての五輪出場選手を応援しようと、会費から寄付金を捻出した。
北京五輪 白馬の選手 みんなで応援 3日から オンライン集い熱気共有

 北京冬季五輪開幕まであとわずか。白馬村は北京オリンピック応援サイトを立ち上げ、白馬村ゆかりの選手をオンラインで一緒に応援できる場を開設する。新型コロナウイルスの影響で大勢が集まって応援するパブリック・ビューイングを実施できない代わりに、インターネット上で自宅などからオンラインに集まり、熱気を共有。村は「皆で一緒に応援して」と呼び掛けている。詳細が決まり次第、応援サイトで告知する。
 ウイング21でのメインスタジオとオンライン参加者をつなぎ、youtubeライブでの生配信と、ZOOMによるウェブ会議への参加形式で、同一の映像を配信する。参加者・視聴者は各自でテレビで中継を見ながら接続。応援する時間を共有する。
高齢者3回目接種開始 池田町 ワクチン国の指針受け前倒し

 池田町は1月31日から、65歳以上の高齢者における3回目の新型コロナウイルスワクチン集団接種を開始した。当初は2月中旬に開始予定だったが、接種時期に関わる国の指針を受け、前倒しした。大北地域では最も早い接種開始となり、初日は約300人が予約。週2日、1日300人ほどのペースで進め、3月5日までに高齢者接種を完了する予定。
 64歳以下は2月上旬に通知を出し、3月中旬以降に接種を開始する。
池工の歴史 写真や年表で 創立100周年 記念誌完成

 昨年創立100周年を迎えた池田町の池田工業高校の記念誌が完成した。卒業生やPTAなどでつくる記念誌委員会が中心となり作成。100年の歴史を写真や年表で振り返るとともに、地域産業の人材を育ててきた同校の取り組み紹介や卒業生の寄稿文、100周年記念式典の様子などを収める。
 記念誌はA4判で1300部作成。在校生や寄付金の支援者などに配布する他、町内の図書館などにも置く。
節目のリーゼンスラローム 白馬五竜で50回大会 130人練習の成果発揮

 白馬村のエイブル白馬五竜いいもりゲレンデを会場に1月30日、「第50回白馬五竜リーゼンスラローム大会」(白馬五竜観光協会主催)が開かれた。節目となる大会に、県内を中心に小学生から70歳以上まで約130人がエントリー。日頃の練習の成果を存分に発揮した。
 大会に併せ、前日の29日に50回記念キャンプがあった。元アルペンスキー選手の清澤恵美子さんと、元フリースタイルモーグル選手で、冬季オリンピック3大会に出場した伊藤みきさんをスペシャルゲストに迎え、一流の技術や大会に臨む心構えを学んだ。
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