2022年２月11日付

2022年２月11日(金)付

渡部暁斗7位、善斗13位　北京冬季五輪複合個人ノーマルヒルメダル逃すＬＨに期待

　北京冬季五輪のスキーノルディック複合・個人ノーマルヒル（ＮＨ）が9日夜に行われ、白馬村出身の渡部暁斗選手（33）＝北野建設＝が7位入賞、弟の渡部善斗選手（30）＝同＝は13位となった。3大会連続のメダルはお預けとなったが、15日の個人ラージヒル（ＬＨ）、17日の団体に賭ける。
　ウイング21から配信したオンラインパブリックビューイングでは、村内の元五輪選手や同級生など競技や選手に縁が深いゲストを招き、試合の解説やエピソードを配信。視聴者からはチャットで応援メッセージが届き、ゲストらも日本勢の健闘に拍手を送った。

農業振興初の基本計画　大町農水審議会が市に答申

　大町市農林水産振興審議会（伊藤宏昭会長）は9日、市の農業施策の指針となる初めての農業振興計画案を牛越徹市長に答申した。米の消費低迷や価格下落など農業を取り巻く環境が厳しさを増す中、担い手の育成や高収益作物の導入などの具体的な施策が盛り込まれた。計画年度は令和4年度から8年度までの5年間。
　計画案は「農業の生産振興および高付加価値化」「担い手および組織・人材の育成」など7項目を重点施策に据える。

村政に素朴な質問･提案　小谷小6年生が初の模擬議会

　小谷村の小谷小学校6年生19人は10日、模擬議会を村役場議場でで開いた。中村義明村長ら理事者を前に、本物さながらの一般質問を展開。児童が村政に素朴な質問や提案をぶつけた。
　児童は議員さながらに議席に座り、4つの班ごとに練った質問を登壇して理事者に問うた。「パン屋の外観をおしゃれにして。花できれいにできないか」という声に、村側が「小学生が周りを巻き込み、花を植える手伝いをすることも勉強になる」と答えるなど、真摯に答弁を重ねていた。

巨大氷柱見上げる「八坂大滝」　大町市八坂石原

　大町市八坂石原の「八坂大滝」の氷柱は今季、強い冷え込みなどが影響し、近年で一番大きくなった。氷柱近くまで続く道は、危険が伴うため、通行止めとなっている。地元の石原自治会などは、氷柱を見上げることができる「大瀧橋」から鑑賞するよう呼び掛けている。

人文･自然研究に高い関心　大町岳陽高学究科が成果発表会

　大町市の大町岳陽高校学究科2年生が4日、本年度研究を進めてきたグループ学習の成果発表会を同校大体育館で開いた。生徒80人が人文科学や自然科学部門を主に、21テーマの研究についてポスターセッション形式で、普通科2年生らに披露。高校生ならではの視点で1つの課題に取り組み、データの集積･解析から成果をまとめ、研究活動の今後を見据えた方向性などが高い関心を呼んだ。

除雪中の事故増安全管理を　北ア広域消防本部機械使用中や屋根作業で

　今シーズン、除雪機運転中や屋根雪下ろし中の事故が増えている。北アルプス広域消防本部によると、大北地域では昨年12月18日から今月9日にかけて11件の事故が発生。昨シーズンの8件に比べて増加傾向にある。降雪が多く除雪機会が増えたことも一因とみられ、同本部は稼働中の除雪機械内部に手を入れないことや、一人で屋根雪下ろしをしないことなど安全管理の徹底を呼び掛けている。

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