2022年3月12日(土)付

ウクライナ支援にTシャツ 木崎湖ゆかりのイワンさん 「祖国の力に」予約13日まで

 大町市平の木崎湖キャンプ場に長期滞在するなど大町にゆかりのある、ウクライナ人のイワン・コバロフさん(30)=神奈川県川崎市=が、ロシアの侵攻を受けている祖国の人道支援をしようと、友人とオリジナルチャリティーTシャツ販売を企画した。連絡を受けたキャンプ場管理人の荒井利広さん(48)も協力を決意し、ツイッターなどで情報を発信。大北地域からの支援を呼び掛けている。
 収益金は全額、NPO法人「日本ウクライナ友好協会KRAIANY」に寄付し、直接ウクライナの人々の支援に使われる。販売はオンラインのみで、予約期間は13日まで。(写真は木崎湖キャンプ場でバーベキューをする18歳当時のイワンさん)
春告げる黄 花咲き始め 大町美麻の「新行福寿草園」

 大町市美麻新行高原の「新行福寿草園」で、春の訪れを告げるフクジュソウのつぼみが膨らみ、ポツリポツリと咲き始めている。10日は、かろうじて雪が解け始めたばかりの日当たりの良い南向きの土手に、黄色いかわいらしい数株の花が見られた。今年は積雪が多く、昨年に比べ1〜2週間ほど遅い開花となった。
 例年、雪が解けたエリアから順々に咲き続けるため、3月いっぱい長く花を楽しむことができる人気スポット。雪を割って咲くかれんな花の姿を撮影するカメラマンなどでにぎわう。
積雪豊富 山頂の別世界へ 栂池ロープウェイ 早春運行きょうから

 小谷村の栂池高原スキー場上部「栂池ロープウェイ」は12日から、早春運行を開始する。標高1800bの栂池自然園付近は、例年より積雪に恵まれる。雪解け近づく里とは別世界に、手軽にアクセスでき、バックカントリーやスノーシューなど春ならではのスノーライフを堪能できそうだ。
 山頂側の自然園駅は、例年より1bほど多い積雪で、日影はパウダースノーが残る。黄砂はまだ少なく、雪質も景色もいいという。
 
新1年生安全に通学を 白馬村安協など 村教委に啓発グッズ

 白馬村交通安全協会(丸山隆興会長)は9日、村内新1年生に贈るランドセルカバーと交通安全啓発マスコット「ゆっくりカメさん」を村教育委員会に寄贈した。新1年生の安全を願い、思いを込めた啓発物品を送った。
 贈呈式は村社会福祉ふれあいセンターで行われ、平林豊教育長に手渡した。コロナ前は入学後に学校で配布していたが、新型コロナウイルスの感染状況を受け、村教委事務局へ寄贈し学校を通じて児童へ配布する。
飲食店支援イベント盛況 松川村商工会 抽選会応募に500超

 松川村商工会が実施した飲食店支援イベント「テイクアウトウィーク」(1月29日〜2月6日)で、購入者を対象に村内小売店の商品が当たる抽選会が7日に行われた。500を超える応募があり、内川輝雄会長と村経済課の山重典課長が応募券を引いて抽選した。
 賞品は小売店15店舗の菓子や雑貨など約90点。小売店の商品を商工会が買い上げて景品にすることで、飲食店に加え小売店の支援にもつなげた。
犠牲者悼み 防災へ決意新た 北ア広域消防本部 東日本大震災から11年

 東日本大震災の発生から、3月11日で11年となった。大町市の北アルプス広域消防本部では、職員が発災時間の午後2時46分に合わせて犠牲者への黙とうをささげ、防災への決意を新たにした。
 消防司令の細川彰夫さん(58)は発災直後、県の緊急消防援助隊として、津波の被害を受けた宮城県多賀城市に派遣された。
 当時を「経験した中で最も大きな災害。小高い場所は影響が無く、津波が襲った場所との風景のギャップを思い出す」と振り返り、「広範囲にわたる大きな災害。今でも自宅に戻れない人たちがいる」と被災地に思いを寄せる。
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