2022年3月19日(土)付

胸躍る 喜びの春到来 公立高合格発表 大北3校も

 県内の公立高校で18日、一般入試の合格発表が行われた。大北地域でも大町岳陽、池田工業、白馬の各高校に合格者番号が張り出され、喜びの春を迎えた受験生たちが、高校生活への期待に胸を躍らせていた。
 大町市の大町岳陽高校では普通科84人、学究科22人が合格。新型コロナウイルス対策として受験生の密を避けるため、合格者の受験番号を2カ所に分けて掲示。受験生たちが「あった!」「やった!」などと歓声を上げ、友人たちと抱き合ったり、電話で家族に報告したりと、喜びを分かち合っていた。
手応え、票読みに難しさ 松川村議選 あす投開票へ最後の訴え

 松川村議会議員選挙(定数12)は20日、投開票日を迎える。5日間の選挙戦は終盤戦に突入。新型コロナウイルスの影響による選挙戦の規模縮小や、全国的な投票率低下などにより「手応えがつかめない」とする候補者が多い中、各陣営は選挙運動最終日の19日も遊説に声を枯らし、支持拡大を図る。
 定数を1上回る少数激戦。各陣営はコロナ禍で手探りの選挙戦を繰り広げている。今回の選挙では地元区を軸に全村に支持拡大を図る候補者が多く、地元区以外の候補者に投票する有権者も多いとみられる。
新年度事業など決定 県理容衛生組合 大北支部が総会

 県理容生活衛生同業組合大北支部(組合員32人)は14日、令和3年度の通常総会を大町市の大町商工会議所で開いた。新年度事業や予算書、本年度事業報告などを承認した。本年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、支部事業や県の競技大会などが開催中止となるなどした。仁科新司支部長は「先日までの新型コロナまん延防止等重点措置は、われわれの業界(の仕事、活動など)にも少なからず影響があった。今後もコロナ感染症対策をしっかりして営業をしてほしい」とあいさつし、会員に協力を呼び掛けた。
松糸道 木崎湖以北の影響は 大町 住民有志が計画考える学習会

 大町市の住民有志などでつくる「大町の明来を考える会」は17日、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」について学ぶ学習会を平公民館で開いた。市民を中心に約50人が参加し、事業主体の県大町建設事務所などから木崎湖以北の市内ルートについて聞き取り、環境の変化に対する不安など疑問や意見をぶつけた。
 建設事務所は平地区の簗場から青木湖までのルートについて、現道の国道148号を活用し、おおむね時速60`の速度を確保できるよう部分改良すると説明。参加者が互いに意見を交わし、整備に対する不安や要望などをまとめた。
ザゼンソウ 春告げる 大町市内で咲きはじめ

 大町市内でも、春を告げる花「ザゼンソウ」が顔を出し始めた。最近の気温上昇で雪解けも進み、平野口の宮の森自然園では、散策路沿いの雪の残る水辺に深紅のつぼみが少しずつ見え出し、春の陽気を感じさせている。
 市内の季節の花情報を公式観光サイト「信濃大町なび」で発信している市観光協会によると、市内では平稲尾の居谷里湿原や大町山岳博物館観察池などでも咲き始めているが、宮の森自然園と居谷里湿原ではまだ雪が多く、観賞できる環境が整っていないという。 (写真は宮の森自然園)
トップページ 3月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2022 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.