2022年9月2日(金)付

ルート案 VR映像で周知 松糸道大町市街地区間 10月下旬に住民説明会

 地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の大町市街地区間について、県大町建設事務所は1日、新たに10月下旬に住民説明会を開く方針を示した。ルート帯3案を市街地の風景に落とし込んだVR(仮想現実)映像を示し、住民に対する建設計画の周知を図る。市議会全員協議会で明らかにした。
 VR映像は県が住民からの要望に応じて作成し、常盤地区の高瀬川右岸道路から平地区の木崎湖トンネルまで市街地西側を上空から望む映像に、幅約100bのルート帯3案をそれぞれ合成する。
「大町中」改修 業者決まる 相模組と日特工業 計約9000万円 今月着手

 大町市の仁科台中学校と大町第一中学校を再編する「大町中学校」の来年度開校に向けて、市教育委員会は1日、校舎となる仁科台中の大規模改修工事について、建築工事を市内の相模組と5940万円で、機械設備工事を同じく日特工業と3190万円で契約したと、市議会全員協議会で報告した。
 改修工事は特別教室の用途変更や特別支援教室の増設、トイレや空調設備の改修などに9月上旬から着手。来年1月下旬の完成を予定している。
持続可能な世界へ人材育成 白馬で中高一貫 HIS開校 20人入学

 「サステナビリティ(持続可能性のある)教育」を推進する白馬村の中高一貫校「白馬インターナショナルスクール(HIS)」は1日、開校式を白馬岩岳マウンテンリゾートで開いた。初年度は中学1、2年生合わせて20人が入学。自ら課題を見つけ解決するプロジェクト型学習やアウトドア活動、社会性と情動の学びを柱に、持続可能な世界を創出するグローバルな人材育成を目指す。
 HISは、自然豊かな白馬で世界中の子と日本の子が学び合う場を提供したいと、村内在住で白馬高校の教育などに携わった草本朋子さん(52)が発起人となり、平成27年から学校創設に向け準備を進めてきた。学校は草本さんが代表理事、米ミレニアム・スクール創設者のクリス・バームさん(40)が初代校長を務める。
食で健康増進に協力 県信州ACEプロジェクト 池田町の4店認定

 県の「信州ACE(エース)プロジェクト」で「信州食育発信3つの星レストラン」と「健康づくり応援弁当」に認定された池田町内4事業所の認定式が8月31日、町役場で行われた。健康に配慮したメニューを提供する店として、町民の健康増進に協力する。
 食育発信3つの星レストランに認定された店舗と登録メニューは、コーヒー&スナックワールド「ミニナポリタン(サラダ付き・850円)」、お食事処しもさと「刺身定食(1780〜1880円)」、カフェ野のかおり「ピタパンセット(1100円)」。健康づくり応援弁当は、七りん亭「ビビンバ弁当(750円)」、カフェ野のかおり「ピタパン(800円)」。既存のメニューをもとに、味はそのままにカロリーや塩分量を抑えた品を提供する。
白玉づくり 親子で楽しむ 松川公民館の桃太郎教室

 未就園児と保護者を対象にした松川村公民館の家庭教育学級「桃太郎教室」は8月30日、白玉作りをすずの音ホールで行った。同教室の元受講生でパティシエの重田綾子さん(40)=松本市=を講師に、体に優しい色とりどりの白玉作りを楽しんだ。
 9組が参加し、親子で作業に没頭した。2歳の息子と参加した水野知起さんは「子どもにとってもいい経験になる。楽しい」と話し、手を動かし続けていた。
5チーム思い込め山麓駆ける 4日 小谷村→池田町 第72回大北縦断駅伝大会

 大北5市町村を駆ける大北縦断駅伝は9月4日、3年ぶりに開催される。小谷村郷土館をスタートし、池田町総合体育館まで49・8`をたすきでつなぐ。新型コロナウイルスの影響もあり例年より少ない5チームが出場。池田町はオープン参加となった。参加できない選手の思いも込め、各チームは地元の誇りを胸に北アルプス山麓を走り抜ける。
 大町市体育協会、北安曇郡スポーツ協会、5市町村教育委員会主催、大糸タイムス社など後援。大会は第70、71回が2年連続で中止となっており、72回大会として実施する。コロナ禍でチームメンバーが集まらなかったり練習に参加できないことなどが影響し、前回大会ではAとBの2チームが出場していた大町と松川はAチームのみ、池田町はメンバーがそろわなかった。毎年オープン参加していた白馬村の姉妹都市・静岡県河津町も参加を見送った。
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