2022年9月14日(水)付

松竹奉納「神社幕」見つかる 昭和42年公開 映画「女の一生」 ロケ地 大町・一本木神社

 大町市常盤上一の一本木神社が、昭和42年公開の松竹映画「女の一生」のロケ地となった記念に、制作会社の松竹から奉納された50数年前の「神社幕」が見つかった。今年の年番が10数年ぶりに蔵を整理している際に見つけた。11日に同神社で開かれた秋の例大祭で、住民が撮影した当時の写真とともにお披露目された。
 映画はモーパッサンの同名小説が原作で、野村芳太郎監督が戦後の日本を舞台に格調高く映像に仕上げた文芸大作。女優の岩下志麻さんが主演し、ロケは一本木神社などで行われ、多数の地域住民が盆踊りのシーンのエキストラとして参加した。見つかった神社幕には「松竹映画『女の一生』ロケ隊より」と記されていた。
ニッチローさん 村長と対戦 25日まで 道の駅白馬で収穫祭

 白馬村神城の「道の駅白馬」で10日から、インストア収穫祭が始まった。初日はお笑い芸人のニッチローさんが「一日駅長」となり、イベントを盛り上げた。収穫祭は25日まで行われ、特産品の振る舞いやお得な農産物販売、プレゼントなどがある。
 10日は、ニッチローさんがメジャーリーグで活躍したイチローさんのものまねを披露。丸山俊郎村長が扮する「シロウマリナーズ・トッシロー選手」と横山秋一副村長がバッテリーを組み「マネナーズ・ニッチロー選手」と対戦するパフォーマンスなどで会場を沸かせた。丸山村長は訪れた住民や観光客に「白馬で育った野菜を楽しんでみんなで道の駅を盛り上げて」と呼び掛けていた。
小谷中と白馬高 合同学習 栂の森 水質や生き物調査

 地元の中学生に地元の高校への関心を高めてもらおうと、小谷村の小谷中学校と白馬村の白馬高校の生徒による合同学習の取り組みが行われている。9日には、小谷村栂池高原栂の森周辺で水生生物や水質を調べる学習を実施。高校生が中学生にやり方を教え、学習するとともに交流を深めた。中学生は今月30日の総合発表会で成果を発表する。
 9日は栂の森周辺の沢で水生昆虫を採取。高校生に教えてもらいながらキットを使い水質調査も行った。
企業での学び後輩に伝える 池工 デュアルシステム中間発表

 池田町の池田工業高校(武井正憲校長)は13日、生徒が企業で長期間にわたって研修するデュアルシステムの中間発表会を町交流センターかえでで開いた。実務に近い環境で実習を重ねてきた生徒がこれまでの学びをまとめ、後輩を前に発表した。
 本年度は製造業・福祉・農業など12の企業・団体で実習している3年生28人13組が、5月からここまでの約10回の研修の成果をプレゼンにまとめ、発表した。志望の動機から事業所の紹介、体験した作業などを説明。それを通した気付きや反省点を言葉にし、後半の実習に向けての意気込みにまとめた。
ハンドパペットつくろう 松川 ワークショップに12人

 NPO法人いいだ人形劇センターが主催する大人向けのワークショップ「ハンドパペットをつくろう」が6日、松川村すずの音ホールで開かれた。12人が参加し、人形美術家の吉澤亜由美さんを講師に、思い思いのハンドパペットを作った。
 参加者らは、イメージする人形の実物やスケッチなどを持ち寄って、作業に没頭した。動物や女の子、アニメのキャラクターなど、バリエーション豊かな人形が完成した。お互いに人形を見合いながら、会話が弾んでいた。
未来の在宅治療″lえる 大町市 信大と産官学連携でWS

 信州大学が産官学連携で大町市民らとの対話により未来の医療を考える「スマート在宅治療プロジェクト」で、最終回のワークショップ(WS)が8日、フレンド・プラザ大町で開かれた。「身近にほしいサービスあれこれ」をテーマに、これまでの話し合いの内容も含め、身の回りの医療の現状を見つめ直しながら、近い未来の大町で住民が求める、望ましい医療サービスについて積極的に意見を交わし合った。
 ワークショップでは、自分が考える将来の不安材料と、その課題解決について何が必要でどうしたいかなどの意見を出し合った。遠方で一人暮らしをしている親の介護についてや、現在の介護サービスと照らし合わせたりして、海外のような先進的な取り組みについて、地域での実践の可能性を探った。
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