2023年9月7日(木)付

職員の行動規範指針策定へ 不祥事相次ぐ大町市 庁内課題話し合う場設置

 大町市役所で相次ぐ不祥事を踏まえ、市は6日、職員の行動規範などを定めたコンプライアンス指針を策定する方針を示した。職員が年代別に話し合う場を新たに設け、庁内の問題を洗い出し、再発防止策に反映する。市議会9月定例会一般質問初日の大竹真千子議員の質問に答えた。
 市側は問題の背景について「職員のコンプライアンスに対する意識の欠如や組織風土に課題がある」と指摘。新たに設置するプロジェクトチームに、職員の話し合いで見つかった課題を集約し、再発防止策や指針を検討するとした。チームのメンバーや設置時期については「できるだけ早く」とした。
フリーダイビング世界大会へ 白馬出身 大塚さん、菊本さん意気込み

 地中海のキプロスで19日から開催されるフリーダイビング(呼吸するための機材を使わない素潜り)の世界選手権大会に、白馬村出身の大塚裕華さん(32)=北城白馬町=と、菊本丞馬さん(39)=長崎県東彼杵町=が日本代表で出場する。菊本さんは3回目、大塚さんは初の挑戦。2人は5日に村役場を訪れ、意気込みを語った。
 丸山俊郎村長は「白馬から海の種目で活躍するのを楽しみにしている」と激励した。
ガーデンハックルベリー普及へ 池田の「生産者の会」が研修会 北ア山麓ブランド認定

 池田町でガーデンハックルベリーを生産する「ガーデンハックルベリー(GHB)生産者の会」(瀧澤洋子会長)のGHBを使ったジャムとビネガー、ジュースの3品が来年、「北アルプス山麓農畜産物ブランド」の認定を受けることが決まった。それを受けてこのほど、研修会が林中公民館で開かれた。9人の生産者が参加し、生産体制や販売に向けての知識と意欲を高めた。
 会長の瀧澤さん(80)=同町会染林中=は、その魅力を広め、町の活性化につなげようと、10年ほど前から精力的に栽培や苗の普及活動に努めてきた。
 今後は栽培研修を行うとともに、加工にも挑戦する。
「くろよん」建設と大町懐旧 いーずらで9 ・10日 竣工60周年 写真・映像展

 大町市を玄関口とする黒部ダムの竣工60周年を記念し、市プロモーション委員会は9日と10日の午前10時から午後5時まで、「写真と映像で綴つづるくろよん建設展」を大町仁科町のギャラリーいーずらで開く。ダム建設工事の記録や当時の市街地の様子などを展示し、電力開発で発展した地域の歴史を振り返る。入場無料。
 展示物は市や関西電力が所蔵する、1950年代後半〜60年代前半にかけての写真や記録映像など数十点。
新鮮な地元の魚%チ価で 大町で9日 4年ぶり「淡水魚の日」

 大町市内の漁協でつくる市漁業協同組合連絡協議会は9日、イベント「第34回淡水魚の日」を大町旭町のザ・ビッグ信濃大町店正面入口前で開く。コロナ禍の影響で令和元年以来、4年ぶりに開催する。ヒメマスやイワナなど、北安中部、木崎湖、青木湖の各漁協が丹精込めて育てた新鮮な淡水魚を特価で販売する。
 イベントは、市内竃神社の例大祭に合わせて、地元の魚のおいしさを周知し、消費拡大につなげようと実施している。
特色ある学びの場℃x援を 「県みらい基金」大北から3団体

 県と公益財団法人「県みらい基金」は、フリースクールなど特色ある学びの場を提供する団体の活動資金調達を支援するため、同基金が運営するウェブサイト「県みらいベース」で今月から寄付を募っている。本年度の対象は県内の30団体で、大北地域からは3団体が参加。6日に県庁で記者会見があり、各団体が取り組みを発表し支援を呼び掛けた。
 フリースクールや山村留学、多様な学びの場を提供する団体などが対象。大北地域からは、小谷村で子どもの居場所づくりに取り組む「わくわくおたり」、池田町でフリースクールを主催する「ゆうきのもり」、白馬村で持続可能性をテーマにプロジェクト型学習に取り組む「白馬インターナショナルスクール」が参加している。
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