2023年9月26日(火)付

9種目で熱戦 地域交流 大町 大北スポーツ競技会に800人

 「第22回大北スポーツ競技会」(大北地区各市町村・教育委員会など主催)が24日、大町市運動公園などで開かれた。9種目のスポーツ競技に5市町村から約800人がエントリー。絶好の運動日和に恵まれ、スポーツの秋を満喫しながら、仲間や地域の絆も深めた。
 競技は陸上競技、ソフトバレーボール、ソフトテニス、ゲートボール、マレットゴルフ、グラウンドゴルフ、ソフトボール、ミニテニス、剣道の9種目を実施。選手らは一人一人が勝利を目指し健闘し、それぞれの競技で熱戦を繰り広げた。選手の活躍する姿に仲間や家族から大きな声援を送り、盛り上がった。
子ども「船曳」元気よく 大町常盤 三嶋神明社で例大祭

 大町市常盤清水の三嶋社神明社合殿で22日と23日、秋の例大祭が開かれた。コロナ禍で中止されていた、地元の子どもたちによる「船曳(ふなびき)」が4年ぶりに復活。獅子舞や神楽、浦安の舞の奉納など神事も滞りなく行われ、活気あふれる昔ながらのにぎわいを取り戻した。
 船は担当地域が持ち回りで製作しており、今年も竹を組んで五色の布をかけた大きな船がお目見えした。船曳は神社前の参道を地元の小学生や未就園児らが元気に船を曳き、大人の手で勢いよく境内に曳きこまれた。境内では浦安の舞、獅子舞、神楽の奉納が行われ盛り上がった。
サポカー体験性能「安心」 小谷村シニアクラブ連合会 講習会に高齢者20人

 自動ブレーキや誤発進防止装置のついた安全運転サポート車「サポカー」の性能を知ってもらおうと、小谷村シニアクラブ連合会(松本久忠会長)は25日、サポカーを体験する講習会を中土観光交流センターやまつばきで開いた。アクセルとブレーキの踏み間違いなど高齢者が運転する車による事故が全国で多発する中、運転の不安解消や交通事故防止に向け、最新の技術に触れて理解を深めた。
 体験会では講師が運転する車に乗り、踏み間違いによる衝突事故防止をアシストする機能と、走行中の脇見運転などによる衝突を回避するブレーキ機能を体験。参加者は「ブレーキを踏まなくても止まった。あれば万が一の時に安心かもしれない」と話し、性能を実感していた。
杓子・不帰沢「氷河と確認」 白馬村 新潟大教授が調査報告

 白馬村は24日、氷河の可能性が高いとされる北アルプス白馬連峰のこれまでの調査結果を報告する白馬連山氷河調査報告会をウイング21で開いた。杓子(しゃくし)沢・不帰(かえらず)沢が氷河の可能性が高いとする研究成果が報告され、白馬での調査の意義を伝えた。
 第1部では同調査団団長の奈良間千之・新潟大教授が、令和2年度から実施している杓子沢・不帰沢・白馬沢の雪渓調査について報告。杓子岳北カールの岩石氷河が、富士山・立山・大雪山に次ぐ山岳永久凍土であることの可能性も示した。
 第2部では、白馬村民初の南極地域観測隊越冬隊員の泉秀和さんや2017年に世界最高峰エベレストに登頂した羽山菜穂子さんらが体験談を語った。
花とハーブで癒やし体験 池田町観光協会 モニターツアーに16人

 池田町観光協会は大手旅行会社と提携し、「花とハーブの里」池田町の魅力を発信するモニターツアーを20日と21日、町内で実施した。首都圏から在日外国人を含む16人が参加し、花と有機ハーブを使った癒やしのプログラムを体験した。
 ハーブ苗の生産者グループのほ場見学や摘み取り、ハーブを使った食事や入浴、ヒーリングウォークなどを通し、五感を使って自然やハーブを堪能した。
 参加者がハーブガーデンから摘み取ってきたハーブや、講師が持ち寄った野の草花をふんだんに使った。お気に入りの植物を複数選んでボウルに入れ、ちぎったりもんだりしながら、冷浴と温浴の両方を体験した。ハーブの活用法も学びながら、ハーブティーも味わった。
「県展」大北から16人入選 県立美術館10月1日まで 4部門 作家の力作並ぶ

 県内の住民や出身者らによる美術公募展「第75回県美術展」(県美術展運営委員会主催)が10月1日まで、長野市の県立美術館で開かれている。日本画と洋画、彫刻、工芸の4部門に、一般や信州美術会から594点の応募があり、大北地域からは16点が入選を果たした。
 松本市から鑑賞に訪れていた男性(76)は「家族が入選したので来館したが、具象や抽象、鮮やかな色合いと、それぞれの作品に個性があふれ感心する」と話していた。
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