2023年11月18日(土)付

柿酢搾り福祉交流 大町・米花カフェ 社協と21日WS 獣害対策にも一役

 大町市の就労継続支援B型事業所「MAICA〜米花〜」が大町温泉郷で開いているカフェ「maica’s cafe&kitchen」で21日、「柿酢搾りワークショップ(WS)」が開かれる。市社会福祉協議会障害者福祉事業所に、獣害対策などのため庭の柿の収穫依頼が相次いだことから、従来の干し柿などの加工品に加えて昨年、柿酢作りを初めて試みた。腸内細菌を整える柿や糀の楽しい栄養学講話も予定している。
 柿酢は、冷所に保管しておくだけで作ることができ、栄養価が高い。WSでは、実際に搾汁器を使って搾る体験をする。「風媒花〜ふうばいか〜」の名前で糀調味料の仕込みWSなどを開いている橋亜佳理さん(50)=平源汲=の手ほどきで、糀のドレッシングにも加工する。
給食まるごと£n場産 大町 学校栄養士会が「味わう日」

 大町市の学校栄養士会は16日、市内の小中学校で大町や大北地域などで収穫した食材を使う「大町市を味わう日」を実施した。本年度2回目の取り組み。児童生徒が大町の特別栽培米や旬のリンゴ、地場産野菜などをふんだんに使ったまるごと大町≠フ給食を味わった。
 市内の小中学校は自校給食制度をとっている。このうち美麻小中学校(中原敏校長、児童生徒数100人)では、栄養士の青木翔平さんが考案したメニューを提供した。
飛行機づくりで課題解決 白馬中とHIS合同授業

 白馬村の白馬中学校で17日、同校と白馬インターナショナルスクール(HIS)の合同授業が行われた。HISが取り入れているプロジェクト型学習(課題に対して生徒自ら解決法を考え取り組む学習)の実践として、ダンボールで飛行機づくりに挑戦。生徒たちはアイデアを出し合って試行錯誤して完成させ、お互いを理解しつつ交流を深めた。
 合同授業は昨年に続く開催。白馬中2年生86人、HIS27人が参加した。
 白馬中の生徒は普段とは違うHISの授業に触れ、野真継さんは「インターナショナルスクールでやっていることが体験できて理解が深まった。知っている人もいて、久しぶりに話せて良かった」と感想を話した。
児童中心で150周年祝う 松川小学校 記念式典 歴史振り返る

 松川村の松川小学校(北條泰瑞校長、児童数455人)は17日、創立150周年の記念式典を同校体育館で開いた。児童による子ども実行委員会(宮里颯志委員長)の企画による式典と学習発表を行い、長く地域とともに歩み学んだ学校の歴史を振り返った。
 式典は信濃国松川響岳太鼓の演奏で幕を開けた。タイムマシンで150年前に戻るという趣向で、学校の歴史を振り返った。野々山直記初代校長をはじめ、各時代の学校の様子をスライドで展開。会場の各学年からのクイズなどを盛り込み、児童全員で楽しめる企画に。「200年、300年と未来へ続くといい」と願った。
紅葉彩る晩秋の広津散策 池田 町ガイドマスターの案内で

 心配された雨も上がり、池田町の山里・広津は爽やかな晩秋の気配。雑木林の道は、黄色、赤茶色、茶褐色など、彩り豊かに積もった落ち葉を踏みながら歩き、自然と人と歴史が織り成す風景を楽しむ。
 あづみ野池田町「広津紅葉散策」が11日、広津小学校校庭跡地を発着点に開かれた。開催は台風による中止とコロナ禍による中断があり7年ぶり。県内各地から約70人が参加した。
 参加者は4班に分かれて、町ガイドマスターの案内を受けながら、六地蔵・丸堀道祖神、平畑からの紅葉景色、高照山桜の里(百人一首の丘)などを巡った。
児童に掃除の大切さ伝える 大町南小でダスキン出前授業

 大町市大町南小学校の2年生を対象に13日、株式会社ダスキンによる出前授業「キレイのタネまき教室」が開かれた。長野クリーンサービス代表取締役で学校掃除サポーターの小尾直樹さんと同社の青島純子さん、本堂裕美さんが来校し、児童に掃除をすることの大切さと意義を実技を交えて伝えた。
 小尾さんは「どうして掃除をするのか」と児童に問い掛け、汚れの正体が水あかやほこり、泥などでできていること、汚れた部屋で暮らすと健康にも被害が及ぶことについて説明。
 児童たちは3人の指導で、ほうきやちり取り、雑巾の正しい使い方を実践。正しい向きでほうきをおさえばき≠キる方法や雑巾のたたみ方などを学んだ。
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