2025年5月22日(木)付

「虹の家」引き継ぎ意向調査 北ア広域連合 県内約100法人対象に

 大北5市町村でつくる北アルプス広域連合は21日、赤字経営が続く大町市内の介護老人保健施設「虹の家」について、県内法人に引き継ぎの意向を聞くアンケート調査を実施していることを明らかにした。連合議会5月定例会で示した。
 アンケートは県内の福祉法人や医療法人など約100法人を対象に、5月1日から31日まで実施。施設の引き継ぎに関心があるか、経営した場合のコストや人材等の懸念点などを聞き取る。合わせて認知症グループホーム「ひだまりの家」についても、経営の安定に向けた意見を募集している。
母子手帳におおまぴょん 大町市 独自デザインカバー配布中

 大町市は、市の公式マスコットキャラクター「おおまぴょん」をデザインした母子手帳用のカバーを作成した。母と子の健康を願い、ふるさとへの愛着を育んでもらおうと、市内の妊婦や子育て中の母親に配布している。
 カバーは表表紙が「ガラガラ」(ラトル)を手に赤ちゃんをあやすおおまぴょん、裏表紙が赤ちゃんを抱くおおまぴょんのデザインで、ピンクと青の2種類がある。市中央保健センターで妊娠届を提出した住民に母子手帳とともに配布する他、市のホームページでも公開している。
スキー場の脱炭素化へ 大町の環境団体「POWJapan」 加盟事業者聞き取り課題共有

 環境団体「POW Japan」(大町市)が推進している、脱炭素化や持続可能性を目指すスキー場のネットワーク「サステナブル・リゾート・アライアンス(SRA)」の取り組みが2シーズン目を終えた。この冬を振り返りつつ、今後の方針や課題を共有しようと、POWが白馬村などの加盟スキー場にインタビューを実施している。取りまとめて秋ごろに発表し、利用者への発信や、社会的認知の拡大を図る。
 インタビューは今月20日に白馬村内で実施。SRAに加盟している八方尾根と五竜、岩岳の担当者に、各スキー場で進めている脱炭素化や省エネ、情報発信の取り組みの手応えや課題を聞き、今後も継続して進めていくことなどを確認した。ハクババレーとして他のスキー場を含め一貫性を持ちたいという意見などもあった。
校外の子どもの居場所£供 池田町教委 中間教室「にじいろ」移設

 池田町教育委員会は、学校に行きづらさを感じている子どもたちの第三の居場所となる中間教室「にじいろ」を本年度から、会染の多目的研修センターへ移設した。異年齢での活動の場や、一人一人のペースに合わせて自由に過ごせる安心の居場所を提供している。
 2階の和室二間を整備し、エアコンやWi―Fiを完備する。支援員が常駐し、学習支援や遊び相手、話し相手など個々に対応。体育館で伸び伸びと遊ぶこともできる。月に数回、校外学習を実施。工場見学や遠足、アウトドア体験、お楽しみ会など、子どもたちが楽しめる体験を提供している。徒歩圏内にある会染小学校の校内で給食の提供も始まり、子どもたちに喜ばれている。
旬の山菜と郷土料理学び交流 大北・安曇野 おっさんの会 大町で教室

 大北や安曇野地域の男性有志でつくる「ゆるBASE ALPおっさんの会」は15日、大町市の平公民館で料理教室を開いた。会員と家族ら多数が参加。今が旬の山菜料理と昔懐かしい郷土料理を学び、交流を深めた。
 郷土料理研究家の長嶌勇次さんが講師を務めた。メニューは「ニシンと凍み大根煮物」「菊イモの赤唐辛子炒め」など。
 山菜料理はメンバーの山菜採り名人、中澤政夫さん・先美さん夫妻が、ウドの芽、コゴミ、ヨモギ、フキノトウ採れたての山菜を提供。旬の山菜の一番最適なおいしい食べ方をしっかりと教わった。
部ダム 雨天も絶景放映 レストハウスに大型ディスプレイ

 関西電力黒四管理事務所は21日、黒部ダムレストハウスに大型マルチディスプレイを設置した。雨天の日に限り、高画質のドローン映像を大画面に放映して、黒部ダムの魅力を紹介する。
 大型マルチディスプレイは、景色が十分に見られない雨天の日のために、無料休憩所となっている同レストハウスの3階に設置された。フルハイビジョン画質の55インチモニターを9面並べ、サイズは縦約2b×横約3・6bの大画面で、迫力ある映像を誰でも視聴できる。
 放映されるのはドローン映像のみで構成された約6分間の動画。6月、8月、10月に撮影された上空からの画像を中心に編集され、真上から見る観光放水など、鳥になったような目線で黒部ダムが描かれてゆく。
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