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2025年8月6日(水)付 |
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消滅した高地地区 記録映像に 地元の大町市美麻で公開中 写真家・田中昭史さんの冊子使用
大町市美麻総合福祉センター梨嶺で22日まで、「かつてそこには生活があった 旧美麻村高地地区写真映像展」が開かれている。静岡県浜松市在住の写真家・田中昭史さん(77)が、無住化により消滅したかつての美麻村(現・大町市)高地地区の暮らしを記録した写真と、田中さんが大町図書館に寄贈した写真のDVDを使用し、再編集した映像展。写真冊子発刊と東京での写真展が話題となり地元での開催となった。
映像展では田中さんの撮影した写真と、DVDの画像を使用し、当時の高地地区の様子を100枚に収め、スライド形式で放映。映像展の企画を田中さんに話したところ、写真冊子の寄贈も行われた。会場では出版した記録写真冊子も鑑賞することができる。 |
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現役シニアが地域の活力 大町 副知事が人口減対策視察
県内の人口減少が課題となる中、新田恭士副知事が4日と5日、大北5市町村の取り組みを視察した。大町市は地域の仕事やボランティアなどの担い手として、意欲のあるシニア世代の力を活用する生涯現役推進協議会の取り組みを紹介した。
同協議会の生涯現役相談センターでは5日、事業推進員・桂山茂さんが、人手不足に悩む事業所とシニア世代をマッチングする合同企業説明会や職場見学会などの事業を紹介。前身団体からの活動を含めて令和元年度からの6年間で、269人を社会参加につなげた実績を報告した。 |
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キハダの皮はぎ草木染 小谷 保育園児が木育で挑戦
「きれいにとれた」「すごく黄色い」と楽し気な声。小谷村保育園年長児は5日、木や森林に親しむ木育の一環で、キハダの皮はぎと、皮を使った草木染に挑戦した。最初は苦戦していたがだんだんと慣れていき、黄柏と呼ばれる内皮がきれいにはげると満面の笑顔を見せた。採取した皮を沸騰したお湯で煮出し、白い生地を浸して、「黄色く染まるかな」と自分だけの作品ができるのを楽しみにしていた。
年長児が毎年取り組んでいる木育の一環で、安曇野森林(もり)づくり企画(大町市)の山口真保呂さん・美都子さん夫婦とともに東山にある「眺望の郷」近くの山林で作業した。山口さんがチェーンソーで皮に切り込みを入れ、園児たちが木の棒を使って皮はぎに挑戦。木を切り倒す林業の仕事も見学し「うわー」「すごい」と声を上げた。 |
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ITに触れクリエイター体験 池田町が初講座 中学生CM製作に挑戦
池田町は5日、町内の小中学生を対象にデジタルクリエイターの仕事を体験する講座「ITしごと体験」を町交流センターかえで開講した。高瀬中学校の生徒5人が参加。6日間の講座で映像作品づくりを体験し、AI時代の新たな職業の選択肢に触れている。
初日はCM映像のテーマを決め、映像の設計図となる絵コンテを作る作業を行った。生徒はかえでの魅力を伝えるために何を映像にするのか、誰をターゲットにするのかなどを検討。講師から「頭の中だけでは混乱するので、箇条書きでもいいから文字に起こして頭から外に出すといい」などとアドバイスを受けていた。
6日間の講座中に映像撮影やAI制作音源に合わせた歌の収録、映像編集などの作業を行い、最終日の23日には制作した映像作品を矢口稔町長らに発表する。 |
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住民交流 夏祭り満喫 松川 三軒家自治会の180人
松川村の三軒家自治会は7月27日、恒例の夏祭りを三軒家会館で開いた。住民約180人が参加し、交流を深めながらお祭り気分を満喫した。
専門部の役員らが運営に協力。焼き鳥や焼きそば、射的やボンボン釣りなどのブースを出店した。
浴衣や甚平姿の子どもたちも多く参加し、遊びに興じては、お菓子などの景品をもらって喜んでいた。大人たちはビアガーデンのような開放的な雰囲気の中、会話が弾んでいた。
同地区にはこの3年間で約20世帯が移住し、現在の戸数は180軒。横のつながりをつくろうと、夏祭りは10年前から開いている。 |
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警察官の仕事 体験し学ぶ 大町署 夏休み 若者対象イベント
大町市の大町警察署で1日、夏休みシーズンに合わせ、若者を対象とした「1DAY仕事体験」が開かれた。管内の高校生ら参加者3人が犯罪捜査や事故防止などに触れ、地域の治安を守る警察業務の魅力を学んだ。
参加者は瓶から指紋を採取する鑑識作業や県警交通機動隊のデモ走行などを体験。県警サイバー捜査課の警察官を講師に、SNS上の写真からインターネットを駆使して犯人の足取りを探る技術を学び、自身の個人情報の取り扱いについても注意するようアドバイスを受けていた。 |
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