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2025年8月7日(木)付 |
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身近な産業に興味津々 小学生親子11組26人 夏休み2施設見学
大町市は6日、恒例の「夏休み親子施設見学」を開催した。市内の小学生親子ら11組26人が参加。常盤の近藤紡績所大町工場と、フジゲン大町工場を見学。普段はなかなか入れない工場内の見学を通じ、暮らしを支える身近な産業や、働く人々への関心を高めた
近藤紡績所は特徴ある紡績糸の開発製造を行う繊維メーカー。大町工場は40年ほど前に建設され、高品質な綿糸を製造している。同工場総務課の木村直道課長は「生産の拠点のある工場は国内で大町のみ」と説明。大町に建てられた理由が美しく冷涼な自然環境にあり、伏流水の温度と湿度が綿糸製造に重要であることについて述べ「水は大きな財産」と話した。
フジゲンは国内外のギターやウクレレなどの受託製造と、自社ブランド製品の製造・販売を手掛ける。社員から「長野県はギター製造が盛んで国内でもトップ」と説明を受け、参加者は工場内でギターが作られていく過程を熱心に見学していた。 |
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本場の味うどん#樗nに 移住の八河さん 五竜で開業
しっかりとしたコシのあるつややかな讃岐うどん。香川県から直送した小麦粉と塩、白馬の井戸水を使った麺を心地良い音とともにすすると、風味が口いっぱいに広がる。白馬村の五竜に、6月から「純手打ちうどん竜馬」がオープンした。店主の八河徹さん(55)は讃岐の名店で修業し、出身地の神奈川県川崎市で長年店を経営。縁あって移り住み、新たな土地で本場の味を提供している。
そば文化の地域で「うどんよりそばではと心配していたが、多くの人に来てもらえてうれしい」と八河さん。建物のオーナーや幼なじみの友人など「多くの人が力になってくれた」と感謝し、自身のこだわりを持ちつつも地元の声を聞き「期待に応えられる店にしたい。白馬に少しずつでも恩返しができれば」と展望した。 |
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小谷の昔話聞き後世に 戦後80年で「今昔座談会」
昔の小谷村の生活や風習、今の時代に思うことなどをざっくばらんに話し合う「今昔座談会」が5日、複合拠点施設「おたりつぐら」で開かれた。戦後80年を迎える中、地域のつながりを大切にしてきた小谷の昔話をお年寄りたちから聞き、後世に伝えていこうと村集落支援係が企画。15人ほどが参加し、経験談や当時の思い出話に花を咲かせた。
戦中生まれの80〜90代のお年寄りや、村の集落支援員らが参加。「昔の小谷の良いところ」「学校の思い出」などテーマごとに話を始め、そこから話題を広げていった。 |
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かんぴょう一本一本手びき 池田内鎌「守る会」 伝統の熟練技
信州の伝統野菜であるユウガオを使ったかんぴょう作りに取り組む池田町会染内鎌地区の「内鎌のかんぴょうを守る会」で、今年も手びき作業が始まっている。昔ながらの道具を使い、一本一本丁寧に手びきしている。
手びきは梅雨が明けた7月下旬からスタート。作業は西日が射し始める頃から始まる。
現在ひき手は60〜80代の4人。一人前になるまで3年といわれる熟練の技。作業はお盆過ぎまで続く。
例年、ユウガオの生育と梅雨明けのタイミングが合っていたが、今年は梅雨明け前から高温が続いたことでユウガオの生育が早く、手びきのタイミングと合わなかった。生産量は減る見通しだ。 |
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旬のモモ出荷 生育「例年通り」 JA大北 選果場に早生種ワッサー
旬を迎えた果物「モモ」の出荷が大北地域でも始まった。大町市平のJA大北りんご選果場では、甘みが強く硬さのある早生種のモモ「ワッサー」が松川村内の農家から出荷され、連日職員らが選別などの作業に追われている。
5日は、松川村内から約200`が出荷された。職員らが、選別機や手作業で大きさなど等級を分け、パック詰めなどを行っていった。
担当者によると、今年は暑さなどの影響で水分が少なく玉伸びは小さいものの、ほぼ例年通りの生育状況といい「旬のものなので、皮ごとかじってモモ本来のおいしさを味わってもらえれば」と話している。 |
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警察犬 余命1年最後の捜索=@大町署 「マルカ」不明者発見で感謝状
大町署は6日、大町市内で行方不明の高齢男性を発見したとして、松本市洞の嘱託警察犬指導手・滝沢敦さん(63)と相棒のマルカ・フォン・Y・S・イセサキ号に署長感謝状を贈った。マルカは今年4月にがんで余命1年と診断されており、滝沢さんは「マルカの最後の出動になると思っていた。よくやった」と話した。
同署によると、7月19日午前6時半ごろ、男性がいなくなっていることに家族が気づき、警察に通報。同署は気温の上昇が予想され、迅速な発見が必要として、滝沢さんに出動を要請した。滝沢さんとマルカは10時10分ごろ、不明者宅から約20b離れた場所で倒れている男性を発見。男性にけがは無く、病院に搬送された。
マルカは雌のジャーマンシェパードで、行方不明者の捜索などで年間4〜5件の出動があった。 |
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