2025年11月21日(金)付

新「北部小」通学路を点検 大町市教委 関係機関が危険箇所巡回

 大町市内小学校の再編に伴う「大町北部小」の開校を来春に控え、市教育委員会は20日、通学区内の通学路の安全点検を行った。市や県大町建設事務所、大町署、市建設業組合などから11人が参加し、水路への転落や走行車両との接触などが懸念される危険箇所を確認、対策を話し合った。
 参加者は歩道を支える擁壁の老朽箇所や児童の落下が懸念される水路などを点検し、現場を所管する機関と対策を検討。児童の集中が予想される信号交差点では、待避場所の設置やスクランブル化を提案した。
野球の魅力 遊びで発信 大町で大北キッズベースボールまつり 新たに「投げ方・打ち方教室」も

 大町市運動公園野球場で16日、野球の魅力を体験する祭典「第6回大北キッズベースボールまつり」(大北野球協会主催)が開かれた。地元チームの選手や指導者が、野球の動きを取り入れたさまざまな遊びで競技の楽しさを発信。家族連れなど多くの来場者でにぎわった。
 今年は新たに「投げ方・打ち方教室」のスペースを設置。親子や友達でキャッチボールをしたり、チームの指導者から実践向きのボールの投げ方、打ち方のこつを教えてもらい、真剣な表情で学んでいた。各チームのユニホームを着て写真撮影する「インスタ映え」コーナーもあり、人気を集めた。
森の香り詰めクラフトジン 道の駅おたり Tsuga Gin発売

 小谷村の「道の駅おたり」(幾田美彦社長)が、小谷産の原料を使ったクラフトジン「Tsuga Gin(ツガジン)」を発売した。針葉樹のツガ、キハダの実、サンショウ、クロモジを使用し、森がもたらす清涼感のある香りと、スパイシーさと甘みを感じる複雑で繊細な味わいが広がる。構想から5年、試行錯誤を繰り返して完成した逸品だ。
 「小谷らしさを出したい」と、村内の林業関係者が協力して原料を採取。大信州の酒かすから蒸留した焼酎に原料を漬けて製造する。ラベルの内側にツガの木をあしらうなどデザインもこだわった。
福祉バスりんりん号運行拡充 松川村 平日毎日 全便にサポート員

 松川村は、高齢者を中心とした交通弱者の足となる福祉バス「りんりん号」の運行を拡充し、平日毎日・終日運行を始めた。すべてのりんりん号にサポート員が乗車。より便利に利用しやすくなった。
 予約制で、自宅や店舗、医療機関、役場などの間を乗り合わせで利用する。運行はゆうあい館発が午前9・10・11時、正午、午後1時・2時半・4時の1日7便。木曜日だった平日運休日をなくし、月・水曜日にも午後便を拡充させた。運行範囲は村内と池田町の北アルプス医療センターあづみ病院まで。無料で利用できる。
異学年 遊び≠ナ交流 池田小 全校で「なかよし広場」

 池田町の池田小学校(工藤美恵校長、児童182人)は12日、全校児童が異学年で交流する「なかよし広場」を実施した。委員会の活動と絡めた遊びを通して、交流を深めた。
 7つの委員会が、趣向を凝らしたアトラクションを体育館や教室にそれぞれ用意した。縦割りの班でスタンプを集めながらブースを回り、本や植物、給食などをテーマにしたクイズやパズル、射的や宝探しなどを行った。「頑張るぞー」「エイエイオー!」と気合を入れるなど、張り切って参加していた。
地域の介護「住民参加で」 大町 医療や福祉関係者 ケア会議

 大町市は20日、医療や福祉関係者が住民参加で住みよい地域づくりを話し合う「地域ケア会議」を市役所で開いた。北アルプス広域連合が運営する市内の介護老人保健施設「虹の家」の存廃が取りざたされる中、参加者約70人が地域の介護体制を考えた。
 会議では全国で講演活動などを展開する「ご近所福祉クリエーター」の酒井保さんが、「社会資源減少時代の各地域の動向」をテーマに先進事例などを紹介。高齢者の社会性の低下が運動機能の衰えにつながるとして、地域活動やボランティアなど社会参加を通じた介護予防を訴えた。
トップページ 11月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2025 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.