2025年11月25日付

2025年11月25日(火)付

大糸線沿線の魅力切り取る　カレンダー2026 掲載写真決まる 12月上旬市町村などで配布

　大町市や新潟県糸魚川市など大糸線沿線市町村でつくる大糸線利用促進輸送強化期成同盟会が毎年制作している「大糸線カレンダー」の２０２６年版の掲載写真が決まった。今年は県内外のプロ・アマから、昨年より30点多い１８６点の応募があった。北アルプスや田園など豊かな自然や大糸線を走る車両を写した13点を選出した。カレンダーは12月上旬に沿線市町村役場などで無料配布する予定。
　選出された13点は、松本市から糸魚川市までさまざまな角度から撮影。四季折々の風景や大糸線を走る車両の写真が出そろった。中には、今年３月のダイヤ改正により見ることができなくなった、信濃森上駅から白馬大池駅間（白馬村）を走る特急あずさと目の前に迫る北アルプスの貴重な写真なども選ばれた。表紙と各月に掲載となる。（写真は表紙に選ばれた山本宗治さん（東京都昭島市）の作品）

中学３年生学業の成果報告　池田内鎌諏訪神社で奉告祭

　池田町会染の内鎌諏訪神社で24日、子どもたちの健やかな成長に感謝する神事「奉告祭」が行われた。来春に高瀬中学校を卒業する地区内の３年生ら７人が参加し、義務教育９年間の成果を報告。それぞれの進路に向けて、決意を新たにした。
　奉告祭は宮司で中学校教諭の丸山貴久さん（46）が地域の子どもたちのためになればと、小学校入学時に児童の成長を祈願する「勧学祭」と対になる神事として、令和２年から始めた。
　生徒たちは神事を前に、神社近くの内鎌公民館で丸山さんの指導を受けながらみっちりと勉強に打ち込んだ。神社で玉ぐしを捧げ、御朱印を受け取っていた。

小中学生科学研究に力作　大町市の振興会受賞作品市役所に展示

　大町市科学振興会（会長＝牛越徹市長）は19日から12月３日まで、本年度科学振興賞の受賞作品を市役所で展示している。市内の小中学生が身近な疑問を調査・研究し、成果をまとめた力作26点が並ぶ。
　同賞は市内の学校や団体からの推薦作品を各校の理科教諭、市立大町山岳博物館や大町エネルギー博物館の学芸員らが審査。中学生と小学生の各部門で金・銀・銅・努力賞を選出した。
　同振興会副会長の中村一郎教育長は「児童生徒が自分の興味を追求し、着眼点に優れた力作ばかり。これからも科学への興味を持ち続けてもらいたい」と話した。

「読書の秋」に企画多彩　松川村図書館〝名言パワースポット〟登場

　松川村図書館は30日まで、「秋の読書月間」を実施している。「読書の秋」にちなんだユニークな企画を用意し、来館者を迎える。
　「名言パワースポット」と題するコーナーを設置した。利用者が、本の中から元気が出る言葉や台詞を吹き出しの紙に書き込み、本のタイトルとともに紹介する。小説や児童文学、絵本など、ジャンルは問わない。蔵書の中から、紹介された本と名言集なども併せて紹介する。

シーズンにぎわいへ積雪願う　白馬村スキー場合同安全祈願祭

　迫るスキーシーズンを前に、白馬村観光局と村索道事業者協議会は23日、村内スキー場の合同安全祈願祭を白馬ジャンプ競技場で開いた。索道事業者やパトロール、観光関係者など約70人が参加。一日も早い積雪を切望し、安全なシーズンの営業、多くの観光客の来村を神事で祈った。
　２０２５―26シーズンはエイブル白馬五竜が創業55周年を迎え、関連イベントや記念ムービー公開などに取り組む。白馬八方尾根は花火やＤＪイベントなどを開催、白馬岩岳スノーフィールドはベースセンターをリニューアル、Ｈａｋｕｂａ47ウインタースポーツパークは和モダンな抹茶カフェ「白うさぎ」を開業、ＷｈｉｔｅＲｅｓｏｒｔ白馬さのさかは新エリア「しらゆき平」をオープン。ノンスキーヤーも楽しめるリゾートを目指す。

小学新校通学路に防犯カメラ　大町ＰＴＡ署名５７０人市議会に陳情

　大町市内小学校の再編を来年度に控え、対象となる４校のＰＴＡが21日、新校周辺の地下道への防犯カメラの設置と通学路の安全確保に向けた体制づくりを求める陳情書を市議会に提出した。要望に賛同する保護者ら５７０人分の署名を添えた。
　陳情書は旧大町第一中学校を校地とする新校「大町北部小学校」の開校後、児童の通学が大町バイパス・一中東交差点の地下道に集中すると指摘。目が届きにくい場所での犯罪防止のため、新校開校までに防犯カメラを設置するよう求めている。
　学校再編に伴い通学方法や通学ルートも大きく変化するとして、学校や警察、地域が連携して安全教育や見守りなどを行う新たな協議体の設立も要望した。

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