2025年12月11日(木)付

現職牛越氏 進退明言せず 大町市長選 告示まで半年余 動き低調

 来年7月13日に任期満了を迎える大町市長選挙で、現職5期の牛越徹氏(75)=無所属、常盤泉=は10日、自身の進退について「熟慮を尽くす」と明言を避けた。告示(前回選は6月19日)まで半年余りに迫るが、新人の動きも見えてこず、市長選を巡る動きは現時点で低調に推移している。
 牛越氏は、同日の市議会12月定例会一般質問で、政友クラブの代表質問に答えた。進退について熟慮するとした上で、「市が直面するさまざまな課題の解決に向け、着実に前進できるよう5期目の残された期間を全うすべく、職員とともに力を尽くし、身を粉にして職責を果たしていく」と現在の心境を語った。
丸山氏 村長選進退明言せず 白馬村議会一般質問 任期の責務 最優先に

 白馬村の丸山俊郎村長(51)=無所属、1期、北城八方=は10日、村議会12月定例会の一般質問で、任期満了(来年8月6日)に伴う村長選に向けた進退を問われ「適切な時期に村民の皆さまにお伝えしたい」と述べ、明言を避けた。「任期の責務を全うすることが最優先で、未達成の公約実現に向けた取り組みや、新たな課題解決のため全力で村政運営にまい進していく」とした。
 一般質問で松本喜美人議員が村長公約に対する自己評価や進退などを聞いた。
小中高校生 澄んだ歌声響く 大町 少年少女合唱団が定演

 大町市少年少女合唱団は7日、定期演奏会を市文化会館ホワイエを会場に開いた。活動を支えてくれている多くの人に感謝を込め、日頃の練習の成果を発揮し、会場いっぱいに伸びやかな歌声を響かせた。
 文化会館大ホールが改修中のため、ホワイエで開催。出演者と距離の近い舞台上で音楽を聴くスタイルで演奏会が行われた。盛りだくさんのプログラムで幅広い楽曲を披露。小学生から高校生までの7人の団員による、美しく澄んだ歌声が響き渡った。聴衆は感慨深く聞き入り、惜しみない拍手を送っていた。
展望フロアに予約制飲食店 白馬ジャンプ競技場 20日から 夜営業で

 観光誘客事業などを手掛ける日本観光コンサルティング(白馬村)は10日、同村の白馬ジャンプ競技場スタートタワー4階展望フロアに、ガストロバー「スカイラウンジ」を今月20日から開業すると発表した。村によると競技場内での飲食店出店は初めて。事前予約制で夜に営業し、地元食材を生かした料理やオリジナルカクテルを提供する。営業は冬期間のみ。
 料理は白馬産の信州サーモンや、雪中キャベツ、信州牛など地元の食材を使用。6品とドリンク3杯がついて税込み1万3000円。専用の送迎バスでアクセスする。
商店集う近くで買い物 松川で初 「えべやぁ〜 笑店街」 お年寄り交流楽しむ

 松川村老人福祉プラザ松香荘で9日、身近なところで買い物を楽しめるイベント「えべやぁ〜笑店街(しょうてんがい)」が開かれた。地域の商店が食品や衣類などさまざまな物販を出張で実施。お年寄りなどお店から足が遠のいている人も、買い物の楽しみを満喫した。
 おにぎりやおやき、シフォンケーキやカステラなどの食べ物や、野菜やお菓子などの食品、眼鏡や時計、普段着やおしゃれ着などの衣料品などを販売する村内の店舗や団体8店が出展。訪れた人は同行者や引率者、お店の人と会話を交わしながら買い物を楽しんだ。サンタ姿のボランティアによるお話サロンや家庭の不要食品を集めて配るフードドライブなども行われた。
地域食の魅力「御膳」料理で 池田 最優秀賞レシピ再現 講習

 池田町の伝統食の伝承に取り組む「農村いきいきネットワーク池田」(常山幸子代表)は3日、「瑞穂の国の懐かし御膳」料理講習会を町保健センターで開いた。平成12(2000)年の「第10回信州の味コンクール 新ふるさと料理御膳の部」で最優秀賞を受賞したレシピを再現し、伝統食の魅力を再認識するとともに、地域の食文化を後世へとつなぐ機会にした。受講生10人と会員らが実習と盛り付けを行い、来賓を招いて会食をした。
 下準備した食材を使って調理したり、美しく盛り付ける作業を楽しんだ。薄切りの信州サーモンを花びらに見立てて巻く作業や、かんぴょうに具材を入れて巻く作業などに集中。「きれい」「いい香り」「豪華」などと会話も弾んでいた。
 当時を再現した御膳を一式用意し、漆塗りのお椀に盛り付けた。パーティー形式のテーブルで会食が開かれた。
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