2025年12月18日(木)付

イルミで明るく 学校に魅力を 大町岳陽高 生徒会が初企画

 大町市の大町岳陽高校で16日から、今年初めてとなるイルミネーションが行われている。学校を明るくし魅力を向上させながら、地域と学校が関わるきっかけにつなげようと生徒会役員が初めて企画。イルミネーションで学校や地域を照らしながら、高校生が地域の活気づくりに取り組んでいる。
 同校では、今年10月に発足した新生徒会で「学校の好きを増やす」をテーマに学校の魅力向上について議論を重ねてきた。学校周辺が暗く、危ないとの意見も多かったことからイルミネーションを企画した。
 「放課後スターライト」と題したイルミネーションは、国営アルプスあづみの公園や他県の高校を参考にしながらデザイン。LEDライト約2000球を使い、昇降口上部には横幅約20bにわたって夜空に降り注ぐ流れ星、昇降口横の垣根にも横幅約20bの天の川をイメージしたイルミネーションを飾り付けた。
 16日夜に点灯式が行われ、役員を中心に集まった生徒約30人がイルミネーションの点灯開始を祝った。
夢の日本 文化にふれる LCが短期交換留学受け入れ イタリアのマテオさん白馬に滞在

 ライオンズクラブ(LC)国際協会が実施している短期交換留学事業(YCE)で、イタリア出身のマテオ・キャボーニさん(17)が12日から19日まで白馬村に滞在している。白馬LC(丸山勝也会長)が受け入れ、村内に滞在しながら日本文化に触れつつ、スキーなどを体験。「白馬はとても美しいところで人が親切。すごい良い経験になっている」と楽しんでいる。
 滞在中はヘリコプターで村内を遊覧したり、生まれて初めてのスキーに挑戦。「住んでいるところは雪が降らない。難しいけど滑ることができた」と喜ぶ。日本文化への関心が高く、長野市の善光寺見学やしめ縄づくり体験、和太鼓の演奏を聴いたりすしも食べた。
地域のハーブ 暮らしに生かす 池田「しぜんとわ」体験WS

 自然と共にある暮らしを再構築することで、持続可能な地域社会の創造に寄与することを目指す任意団体「しぜんとわ」(宮田紀英代表)がこのほど池田町で立ち上がった。地域資源を暮らしに生かす体験の場として、ハーブをテーマにしたワークショップ(WS)を池田一丁目のコミュニティカフェ「Cafeからびな」で開いている。
 14日は、「和のか」を主宰する町在住のハーブボールセラピスト・矢嶋美和さんを講師に、和草ハーブボール作りを行った。参加者らは、素材の効用やボールの使い方を学び、香りに癒やされながら作業に没頭。温めたボールを実際に自分の体に当てて「気持ちいい」と効果を実感していた。
雪道も安全に 生坂線視察 県道期成同盟会 池田で意見交換 整備要望

 池田町と生坂村、松川村を結ぶ県道上生坂信濃松川停車場線の整備期成同盟会(会長=矢口稔・池田町長)は15日、県建設部担当課との意見交換会を池田町役場で開いた。雪が降った同県道の現地の視察を踏まえ、冬でも救急車が通れる道として要望箇所の整備促進を県に求めた。
 池田町の矢口町長と生坂村の藤澤泰彦村長、両町村の議長らが出席。相談役の宮澤敏文県議や、県から道路建設課長、道路管理課長、大町建設事務所長らが出席した。県職員らは生坂村から池田町までの現地を視察し、勾配のきつさや幅の狭さに「なかなか安全に通ることは難しい道」と認識を示した。
小谷杜氏直伝「杉玉」づくり 大町のカクネバル 北安醸造の先代杜氏招きWS

 大町市大町相生町のちょい飲み酒場「カクネバル」は10日、小谷杜氏に教わる「杉玉づくりワークショップ(WS)」を開いた。北安大国蔵元の「北安醸造」(同市)に隣接する民家を改装、蔵元直売所を備える同店によるWS。小谷村と北安醸造が協力、市内外から7人が受講した。
 小谷村から北安醸造の先代杜氏・山田和男さん(87)を講師に招き、杉の葉を束ねて杉玉を作った。小谷杜氏の伝統を受け継ぎ、一昨年まで長年にわたって同酒蔵の杉玉を製作した山田さんは「鮮やかな緑の葉の杉玉は、しぼりたての新酒に合わせて飾る。秋に新酒が熟成する頃には、きれいに赤く色付くように作った」と話す。材料の杉の葉も山田さんが用意した。
児童に安全 声かけ啓発 池田松川安協 地区の横断歩道で見守り

 池田松川交通安全協会(降籏今朝登会長)は16日、年末の交通安全運動(15〜31日)に合わせた集中活動日として、地区内の横断歩道などで朝の通学児童の見守り運動を実施した。子どもたちが安全に通学できるように地域で見守った。
 池田町の県道大町明科線の林中交差点では、池田支部・会染支部の安協役員や警察官ら10人ほどが参加。通学する児童に声をかけ、安全に横断歩道を渡れるように誘導した。のぼり旗を掲げ、通行する自動車にも安全運動の始まりを啓発した。
 町交流センターかえで付近の交差点や松川村内でも街頭に立ち、朝の見守りを行った。
トップページ 12月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2025 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.