2025年12月20日(土)付

北小校歌 CD製作・配布へ 大町 閉校後も歌い継いで

 大町市の大町北小学校関係者でつくる「地域に応援ソングを残す会」は、同校の校歌を収録したCDを製作している。市内小学校の再編を来年度に控え、閉校後も地域で歌い継いでいこうと、希望者に無料で配布する予定だ。
 同校の校歌は昭和52年度の開校に合わせて制作され、曲は作曲家の飯沼信義さんが手掛け、歌詞は公募によって勝野義人さんの作品が選ばれた。校歌としてはめずらしい二部合唱の楽曲で、北アルプスの山々や仁科三湖など地域のシンボルが歌詞に盛り込まれている。
 CDには全校児童の合唱やプロ音楽家のアレンジ、ブラスバンド部の演奏などの他、同校創立40周年(2016年)の記念ソング「いのちの環」も収録する。来年2月に完成、配布が始まる予定だ
今期の活動報告 来期へ抱負 松本山雅 ホームタウン大町市など表敬

 松本市を拠点とするサッカーJ3・松本山雅FCは19日、ホームタウンのひとつ大町市を表敬訪問し、今シーズンの活動を報告した。15位でJ2昇格を逃す中、来シーズンの活躍に向けて抱負を語った。
 同日は、小澤修一社長や、今シーズンJ3リーグ優秀選手賞を受賞した田中想來選手らが市役所を訪れ、牛越徹市長と懇談。小澤社長は「いい試合もあったが、継続できなかったことは残念」としながらも「若い選手が台頭するなど収穫の多い一年だった。日々、クラブの成長を感じている」と振り返った。
 同日は大町西小学校も訪問し、田中選手と6年生の交流も行った。表敬訪問は池田町でも行った。
白馬で「日本版ライドシェア」 白馬交通が実証運行へ 冬のタクシー不足緩和

 白馬村の白馬交通は今冬、タクシー事業者が運行管理を担い、一般のドライバーが自家用車などを使い有料で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」を実証運行として実施を予定している。昨冬に村内でタクシーの配車不成立が多発したことを踏まえ、タクシーが不足している時間帯に最大4台のライドシェアタクシーを運行する。1月上旬ごろから実施する。
 村内では、昨年から導入されている「Uberタクシー」や、夜間の「ナイトデマンドタクシー」が運行。AIによる効率的な配車を図っているが、利用が集中する朝や夕方以降の時間帯にタクシーが不足して配車不成立が多発した。課題解決に向けた同社の取り組みとして民間企業が行う日本版ライドシェアを実施し、冬のタクシー不足緩和を図る。
手作り門松30年で区切り 南部消防署に寄贈続ける 池田の有川さん 災いない新年願う

 池田町・松川村を管轄する北アルプス広域南部消防署(鳥羽健一署長)の玄関に19日、近くに住む有川忠男さん(85)=池田町池田五丁目=が手作りの門松を一対贈った。年越しを前に災いのない新たな年を迎える願いを込めて30年にわたり続けてきた節目に一区切りと決意。署員は今までの厚意に感謝を述べた。
 有川さんは病院で事務職をしていた55歳の頃、趣味のわら細工から発展させ門松作りを始め、次男が経営する美容院に飾り始めた。長男・寿広さんが消防士として同署に勤務を始めたことをきっかけに、同署にも贈ることを始めた。以来毎年の定番となり、盆も正月もなく昼夜問わず出動する署員に時節の雰囲気を伝える役割を果たしてきた。応援の気持ちが署員の士気向上につながっているという。
もっちもち「凍り餅」おいしい 大町のぐるったネット 東小で郷土食体験授業

 大町市の大町東小学校で15日、郷土食の「凍り餅」を体験する授業が行われた。1・2年生約30人が市内のNPO法人ぐるったネットワーク大町から製造の過程や調理方法を学び、伝統の食文化に親しんだ。
 子どもたちは地元産の凍り餅を水で戻し、細かく砕いてフライパンで加熱した。2年生が栽培した大豆をひい大町のぐるったネット東小で郷土食体験授業たきな粉をまぶして頬張り、「おいしい」と顔をほころばせていた。
冬期間の警戒強化 安全守る 大町署 小谷栂池に臨時派出所

 大町署は19日、小谷村の栂池高原観光センター2階に冬期間の臨時警備派出所を開設した。スキー場を訪れる観光客が増加し、交通量が増える中、派出所を拠点に警戒を強化して事件や事故を未然に防ぎつつ、有事の際の対応にあたる。19日は開所式を行い、センター入口に看板を設置した後、パトロールに出発した。
 1月12日まで25日間開設。署員が常駐しつつ、村内3スキー場周辺を中心にパトロールや事件・事故対応を行い、観光地の安心安全を守る体制を強化する。
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