2021年1月6日(水)付

留学生餅つき「よいしょ」 池田 日本文化体験 有志が企画

 留学生と町民が、一緒に威勢よく「よいしょ」―。池田町ハーブセンターで5日、町内の専門学校「日本アルプス国際学院」の留学生を招き餅つき体験が行われた。コロナ禍の中で帰国せず、同町で新年を迎えた留学生に、日本の文化を知ってもらおうと町会議員の有志が主催した。
 留学生を代表して、スリランカ出身のダミットさんと、ネパール出身のスラジさんが参加。二人とも「私の国にも似た料理はありますけど、餅つきはありません」と話す。地元の人たちから杵の使い方を教わり、力強く「よいしょ」。交替で餅をつき「杵は重かったけど、楽しい」と口をそろえた。
伝統「巻き俵」願い込め 大町 美麻・旧中村家住宅で

 大町市美麻青具の国指定重要文化財・旧中村家住宅で5日、300年以上続く正月の伝統行事「巻き俵」が行われた。市文化財センターの職員と地域住民計4人が、縁起物の大きな俵に新しいわらを巻き足し、今年一年間の平安とともに、新型コロナウイルスの終息を願った。
 昨秋に収穫した稲わらを俵に巻き麻ひもで縛り、昆布やそろばん、お札などの縁起物で飾ってつるした。
伝統継承へ初の「左義長」 8〜10日 池田八幡神社 小正月の火祭り

 池田町の池田八幡神社(平林秀文宮司)は8〜10日、どんど焼きや三九郎の名で知られる小正月の火祭り「左義長」を初めて開く。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各地区での開催が中止となる中、伝統行事を継承しようと、住民が持ち寄った正月飾りをお焚き上げする。
 平林宮司によると、左義長は平安時代から伝わる、正月飾りを燃やして年神様を帰すとされる伝統行事。八幡神社では各日午前9時〜午後3時の開催。
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