2021年1月17日(日)付

外来など業務は通常運営 大町病院新型コロナ院内感染発生 手術や健康診断は当面停止

 院内感染が発生した市立大町総合病院は15日夜、会見を開き、新型コロナウイルス感染防止対策をふまえた今後の運営方針を示した。手術や健康診断など一部の業務は当面の間停止するが、一般外来、緊急外来などの業務は通常どおりに運営するとした。
 院内での陽性の同病院の職員と患者が判明した病棟や関係箇所については、消毒を行い、一般が立ち入りできないよう制限するなど感染症病棟と同等の対応を実施。同病棟への入退院や転入転出も停止する。
 来院者に対してはこれまでと同様、病院入り口に職員を配置し、検温や手指消毒の徹底などを呼び掛け、実施する。入院患者への面会は、緊急時以外は引き続き全面禁止の対応をとり、病棟への立ち入りもできない。
多彩な冬遊び 元気に体験 国営公園大町・松川 イベント始まる

 大町市の国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で16日から、冬季イベント「冬の公園で遊ぼう!」が始まった。初日はあいにくの雨模様ながら、子どもたちはそりや体験を元気に遊んでいた。
 雪不足に悩んだ昨年に比べ、今年は十分な積雪に恵まれた。アルプス広場のそりゲレンデでは、松本市から訪れた家族連れが「今日しか来れなかったのですが、あいにくの天気で残念。でも、子どもたちは元気に楽しんでいます」と話していた。
甘〜い「雪中キャベツ」人気 小谷村 冬の特産品 出荷順調

 小谷村の冬の特産品「雪中キャベツ」の今季のキャベツが村内直売所や村内外のJA大北管内の店舗で販売されている。昨シーズンは雪不足で発売開始が大幅に遅れたが、今年は降雪に恵まれ、順調な出荷となった。深い雪の中で甘みを増したキャベツは糖度が高く、冬ならではの旬の味覚が人気を呼んでいる。
 販売店の一つ、おたり名産館には生産者が育てた雪中キャベツがずらり。葉と葉の間がぎっしりとつまって食べ応えのあるキャベツはみずみずしく、芯まで甘いのが特徴。いずれも高品質で、数`を超える大玉も数多い。
疫病退散願い込め萬物作り 池田 金の鈴「晴れるや市」合わせ

 池田町金の鈴農作物等生産者組合(原滋章代表)は15日、恒例の萬物作りの配布を二丁目のシェアベースにぎわいで行った。町商工会による買い物支援「晴れるや市」に合わせ、規模を縮小して開催。多くの住民が買い物を楽しみながら、小正月の伝統行事に親しんだ。
 萬物作りは紙に四字熟語の願い事を書き、神棚などに供えて、一年の幸運を願う行事。今年は「千客万来」「交通安全」などに加え、「感染防止」の文字を書き記した紙に、希望者の名前を一枚一枚筆ペンでしたため、手渡した。
4歳児に本のプレゼント 大町図書館で「セカンドブック」

 子どもに絵本を贈り、本に親しむきっかけをつくる「セカンドブック」。大町市では4歳を迎えた子どもを対象に2カ月に1度ずつ、大町図書館児童コーナーでのプレゼントイベントを開いている。
 プレゼントイベントは同館のおはなし会にあわせて実施。9日には、約1年ぶりに市のマスコットおおまぴょんも登場するなど、にぎやかに開かれた。期間中に誕生日を迎える対象児のうち16人が、おはなし会を家族で聞いた後、宮脇哲子館長から絵本を受け取り、おおまぴょんとの記念撮影を楽しんだ。
フリーライド白馬 世界に発信 無観客で実施 19日に中継公開

 白馬村八方尾根で行われていたバックカントリースキー/スノーボードの国際大会「フリーライド白馬」は15日、無事開催され、トップ選手が自然のままの雪山を滑り競った。ドローンなどで撮影された迫力ある競技の様子は19日午後7時から、インターネットで事後中継(ディレイライブ)され、技術に裏打ちされた芸術的な滑りと白馬のバックカントリーの魅力を世界に発信する。
 日本語版のディレイライブは、白馬村観光局のフェイスブックまたはユーチューブhttps://www.youtube.com/user/hakubamurakankoukyokで公開される。配信後もアーカイブで視聴できる。(写真は大会事務局提供)
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