2022年8月2日(火)付

住民 一流研究者に学ぶ 大町 木崎夏期大学 短縮し開講

 大町市の木崎湖畔にある信濃公堂で1日、第105回信濃木崎夏期大学(信濃通俗大学会主催)が開講した。地域住民の知的好奇心に応える生涯学習の場として、各分野の一流研究者を講師に招き、6日まで開かれる。
 自然科学や社会科学、人文科学の専門家6人が日替わりで講義する。コロナ禍の影響で変化する教育や、ロシアのウクライナ侵攻を交えた現代史など、社会情勢を反映した内容も盛り込まれた。
 本年度から、ボランティアの負担を軽減し持続可能な運営につなげようと、日程を従来の9日間から6日間に短縮した。
勉強も遊びも大学生と一緒 白馬サマーフェス 子どもに居場所提供

 白馬村の子どもが宿題の片付けやさまざまな体験で大学生と過ごせる場「白馬サマーフェスティバル」が7月30日から1日まで、白馬ノルウェービレッジなどで開かれた。子どもたちは大人が忙しい夏休みの時期に、少し年上の学生と一緒に勉強も遊びも楽しんだ。
 観光の書き入れ時で両親が忙しい時期と夏休みが重なり、家で留守番せざるを得ない白馬の子どもたちのために、宿題の手伝いやワークショップで居場所を提供できる場として設定し3年目。この地域で会う機会の少ない大学生と触れ合える機会ともした。
3年ぶり平和祈念式典へ 松川中生ら7人 広島訪問

 8月6日に広島市で開かれる平和祈念式典に、松川村の松川中学校から3年ぶりに生徒が参列する。7月29日に、式典に参加する3年生4人が村役場を訪れ、式典に臨む決意と平和への思いを語った。
 式典には生徒4人と赤羽勲夫校長、村職員2人の計7人が参列する。式典の他、原爆ドームや平和記念公園などを見学。平和への願いを込め全校で作った千羽鶴の奉納も行う。
 4人は平和やロシアによるウクライナ侵攻に触れ、式典に臨む思いを話した。
町立美術館休館なく継続を 池田町/大町市 作家有志が要望 広域利用も

 池田町の北アルプス展望美術館(町立美術館)の今後について、現代工芸美術家協会に所属する池田町と大町市の作家有志は1日、規模縮小・休館なく管理運営の継続を求める要望書を甕聖章町長に提出した。
 大型展示可能な大北地域唯一の美術館という視点から、縮小・休館はその利点や価値を失わせ、芸術文化行政の縮小につながると指摘。広域的に大北の美術家たちが利用できるように望み、作家も作品展を通じ利用を高めることに協力するとした。将来的には大北地域の広域管理へ移管する方策の検討も求めた。
託児サークル 慣れて安心 大町のボランティア「バンビ」 ジャガイモ掘りで親子交流

 大町市の託児ボランティアサークル「ファミリーサポート・バンビ」(原沢瑞穂会長)は7月26日、平野口の会長宅の畑でジャガイモ掘りを行った。定期的に託児を利用するサークル親子との交流会として実施した。
 親子7組とバンビ会員8人が参加した。子どもたちは泥だけになりながら芋を掘って集めたり、泥を洗い流すために用意されたたらいの水の冷たさを楽しんだりして夏のひと時を過ごしていた。掘った芋を土産として持ち帰った。
新小学校候補2校見学会 市教委 大町で11日 選定へ改修内容など説明

 大町市内小学校の再編に伴い大町・平地区に開校する新校の校地選定を巡り、市教育委員会は11日、候補地の大町西小学校と大町第一中学校の見学会を開く。市民に計画への理解を深めてもらおうと、職員が校舎を案内しながら改修の内容などを説明する。
 市教委は選定の基準となる改修後の教育環境や事業費など、項目ごとの各候補地の評価を今年の秋までに市議会や住民説明会で示し、年内にも校地を決定したい考えだ。
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