2022年8月27日(土)付

廃棄物処分場 契約延長へ 大町市高根町グリーンパーク 広域連合 地元同意前提で

 北アルプス広域連合は26日、令和9年3月末に第2期埋立地の使用期間満了を迎える一般廃棄物最終処分場・大町市グリーンパークについて、地元高根町自治会から使用期間延長の同意を得た上で、パーク内に第3期埋立地の整備を進める考えを明らかにした。同施設では広域連合が事業主体の広域ごみ処理施設「北アルプスエコパーク」の焼却灰が処理されていることから、対象地域の大町市・白馬村・小谷村で協議。既設整備分の負担割合など課題を早期に調整し、広域連合で整備を進める方向性も示した。
渓谷でひんやり日本酒熟成 大町の薄井商店 トンネルから搬出

 高瀬渓谷のトンネルの奥、湿った冷気に包まれた貯蔵庫から、日本酒を台車に乗せて運び出し、トラックに積み込む。初秋の渓谷は雨模様、周囲の山は霧に隠れていた。
 大町市大町九日町の白馬錦醸造元・薄井商店(薄井朋介社長)は25日、高瀬渓谷のトンネルにある「白馬錦アルプス湖洞貯蔵庫」で日本酒の搬出作業を行った。
 今季は大町産の酒造好適米・美山錦を寒造りした純米吟醸酒を、4月22日に搬入、4カ月余り、まろやかに熟成させた。
登頂の達成感味わう 白馬中1年生 声掛け合い 唐松岳登山

 白馬村の白馬中学校1年生56人は25日と26日、北アルプス唐松岳(標高2696b)で1泊2日の学校登山に取り組んだ。新型コロナウイルスの影響や天候不順により宿泊を伴う登山は4年ぶり。初日は霧と小雨の中の登山となったが、2日目はある程度天気が回復し、頂を踏んだ生徒たちは仲間と共に登ってきた達成感を味わい、山頂に立つ感動を噛み締めた。
 頂上に立ち「ひとりじゃ絶対に来なかった」「白馬にこんなところがあるとは知らなかった」と感嘆の声を上げた。
雄大なスイスに魅了 池田 横川洋輔さん(80)が写真展

 池田町池田二丁目のシェアベースにぎわいで、横川洋輔さん(80)=同町池田東町=の写真展「スイスへの誘い〜マッターホルンに魅せられて〜」が、9月30日まで開かれている。これまでに撮りためた雄大なスイスの風景写真16点を展示している。
 10歳からカメラに興味を持ち、風景写真を撮り始めた。会社員時代に訪れたスイスの魅力にはまって以来、退職後も通い続け、13年間で10回足を運んだ。 終活の名のもと、記録用の写真集を5冊制作した。カメラに携わり続けた人生を振り返り「元気でいるうちは撮り続けたい」と話す。
無料で電気配線診断 大北電栄会 松川の高齢者宅訪問

 毎年8月の「電気使用安全月間」に合わせ、大北地域の電気工事店でつくる県電気工事業工業組合松本支部大北地区「大北電栄会」(松坂広会長、15社)は24日、松川村内の独居高齢者宅を訪問し、無料電気配線診断のボランティアを実施した。
 高齢者宅を電気工事士3人が訪問し、引き込み線やブレーカー、配線などをチェック。配線に漏電がないか、不要なタコ足配線をしていないかなどを確かめた。古い家は別棟への配線が劣化しているなどの不安な部分もあり、その場で対応できる簡単な補修も行った。 
一流音楽家の生演奏堪能 大町市文化会館 ワンコインコンサート盛況

 大町市文化会館大ホールで21日、地元にゆかりのある音楽家を招き、ワンコイン(500円)で気軽にクラシックの魅力にふれる「ちっちゃなコンサート」が開かれた。第1弾として同市常盤出身のテノール歌手で新国立劇場合唱団所属の西沢健吾さん(30)が出演。多数の市民らが鑑賞に訪れ、一流音楽家の生演奏でクラシックの魅力にふれた。
 訪れた人たちは「全然ちっちゃなコンサート≠カゃない、すごいコンサートだった。大町にこんな素晴らしい人がいて感動した」などと口々に話し、短時間の中にも音楽のひとときを堪能していた。
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