2025年4月9日(水)付

新1年生にミニランドセル 大町 「コットンクラフトの会」が贈り物

 ものづくりを通じた高齢者の介護予防や社会参加に取り組む、大町市の「コットンクラフトの会」は7日と8日、会員がクラフトテープで作ったミニランドセル付きのストラップを市内小学校の新1年生に贈った。活動の成果を地域のために役立てようと154個を制作し、各学校に届けた。
 ミニランドセルは約3aの大きさで、幅約1.5aのテープを切って接着剤で貼り付け、肩紐など細部まで本物を再現。大町南小学校では会員3人が2クラス4 0人に配り、児童が「かわいい」と笑顔をほころばせていた。
五輪選手の原点振り返る 白馬でフェス 渡部兄弟・上村愛子さん出演

 白馬村の白馬八方尾根スキー場で6日、春恒例のイベント「スプリングフェスティバル」(八方尾根観光協会主催)が開かれた。地元出身のノルディック複合・渡部暁斗選手(36) と善斗選手(33)兄弟、元フリースタイルモーグルの上村愛子さん(45)がゲスト出演。子ども時代に滑った小学校のジャンプ台など、ふるさとの思い出を振り返った。
 ステージでは上村さんの同級生でバンクーバー五輪スキークロス代表の福島のり子さん(45)と白馬北小学校の児童がサプライズで登場。同校の低学年用小ジャンプ台が老朽化によって破損し使えなくなっているとして、修復費用を集めるクラウドファンディングや募金への協力を来場者に呼び掛けた。
返礼品に「お殿様役」 白馬村ふるさと納税 塩の道祭り盛り上げ

 5月4日に白馬村で開かれる「第46回塩の道祭り」で、村は仮装行列の先頭を飾る「お殿様」役をふるさと納税の返礼品として出品している。例年は村長が務める役だが、行列に参加したい人の目玉にできないかと初めての試みとして実施。寄付金額は30万円で、今月15日まで「ふるさとチョイス」で受け付けている。
 今年の塩の道祭りは、白馬クロスカントリー競技場スノーハープを出発し、白馬グリーンスポーツの森まで約10`のコースを歩く。仮装行列は昔の旅姿を着た地域住民らが練り歩く恒例の催しで、例年村長が殿様の衣装を着て先頭を飾る。今回は納税者が殿様役となり、一部区間では馬に乗って行進する。
消防分団長に初の女性登用 松川村で辞令交付式 第1分団 小沼真由美さん

 松川村消防団(奥原康隆団長、定数200)は5日、辞令交付式を村役場で開いた。細野・北細野・東細野地区を管轄する第1分団長に小沼真由美さん(31)を登用。新人8人を迎え、団員200人で本年度の防災体制をスタートさせた。女性の分団長就任は初めて。
 小沼さんは約10年前に入団し、行方不明者の捜索や消火活動などに尽力。リーダーシップを買われ、副分団長から昇格した。「消防団だからこそ人助けができる。生まれ育った松川のために働きたい。特に女性が多い分団。消防団活動に参加しやすい環境をつくりたい」と話した。
山村留学 開設50年の節目 大町 八坂美麻学園30人受け入れ

 大町市八坂の山村留学センター八坂美麻学園で6日、令和7年度の「入園のつどい」が開かれた。公益財団法人育てる会が昭和51年(1976)、日本初の山村留学を同所に開設してから今年で50 年目の節目を迎えた。今年は都市部などから新入学園生11人、再入・継続生19人の計30人を受け入れ、記念すべき50年目の第一歩を踏み出した。
 学園生は、地域で一番早く春を告げるダンコウバイの花を手に入場。わらぐつに1輪ずつ生けていった。「この花がまた咲く次の春まで元気に歩んでいく」という願いを込める学園の伝統儀式。美しい花束が完成し、これから始まる共同生活への気持ちを新たにした。
専門家に学ぶ野菜づくり 大町市 本年度の教室開講

 大町市の教育ファーム事業「たのしい野菜づくり教室」の本年度講座が5日、同市高根町のたかね市民農園で開講した。今年は昨年の20組を大幅に上回る、30組35人が受講する。初回は開講式と第1回目の教室が行われ、野菜の苗の植え付け、種まきなどを体験した。
 講師は初回から指導している、農業の専門家の森山尨さん。森山さんは「ここで学んだことを自分の家で実践できるよう、頑張って下さい」と呼び掛けた。
 今年は全体での栽培に加え、初の試みとして参加者を4グループに分け、それぞれ話し合いのもと好きな野菜を作る「グループ自習栽培」に取り組む。
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