2025年4月19日(土)付

ペットボトルでSDGsの輪=@サントリーと大町岳陽高 回収協力リサイクルへ

 大町市の「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」は17日、ペットボトル回収用のリサイクルポストを市内の大町岳陽高校に設置した。生徒会と協力して、集めたボトルを新品に再生する「水平リサイクル」に取り組み、資源の循環を啓発する。
 ポストは工場で生産している飲料水のボトルをモチーフにした高さ約150a。分別やリサイクルの手順を紹介し、キャップやラベル、ボトルごとに回収する。9月30日まで校内に設置される。
 キャップは工場のバイオマスボイラーの灰と混ぜてうちわに再生。生徒がデザインした絵柄を使って、今年6月の同校の文化祭で活用する予定だ。
閉校前 最後のお花見昼食=@大町西小 児童と住民 サクラの下で

 学校再編に伴い本年度で閉校する大町市の大町西小学校で18日、「お花見昼食会」が開かれた。今年は、同校が毎年行っている「お花見給食」が最後になることから、地域や保護者にも開放した。前日までの気温上昇で桜並木は一気に花開き、ほぼ見ごろに。暖かな陽気の中、全校児童約230人と多くの地域住民が参加し、お弁当を食べながら、昭和初期から守り続けられている西小シンボルのサクラに親しんだ。
 参加者はそれぞれ、持参したお弁当をレジャーシートの上に広げ、花開いたサクラを眺めながら昼食を楽しんだ。記念写真を撮ったり、友だちや家族と談笑した。
洋服店の空きスペース活用 白馬の英語教室 移転 改装オープン

 白馬村の英語教室「YOUイングリッシュスクール」が4月から教室を移転した。白馬町の国道沿いにある洋服店「ファッションプラザやまなか」1階北側の空きスペースを借り、改装してオープン。子どもから大人まで60人ほどが通い、楽しく英語を学んでいる。
 教室は、代表で講師を務める北本優子さんが白馬への移住を機に開業。以前は白馬町の別の場所で営んでいた。幼児クラスから、小学生、テスト・受験対策の中高生らに加え、訪日外国人客の増加に伴い接客英語や日常会話を身に付けたい地元住民らが通う。
池田 大かえで倶楽部 本年度始動 スポーツ吹矢にチャレンジ

 「いつでもどこでもだれでも」を合言葉にした池田町の総合型地域スポーツクラブ「大かえで倶楽部」は、本年度の活動をスタートしている。健康や体力づくり、アンチエイジングなどを目的に、幼児から高齢者まで参加可能な20の教室を用意する。
 新しく開設した「スポーツ吹矢」は、毎週水曜日の午前10時〜正午。町総合体育館を会場に、「日本スポーツウエルネス吹矢協会」の公認指導員・梅牧努さんから所作やルールを学ぶ。
 初回が16日に開かれた。普段使わない腹筋を使い、心肺機能や嚥下機能の向上に役立つと紹介。道具の扱い方や姿勢、息の吐き方などを伝えた。5人が参加し、早速的を目掛けて矢を吹いた。
避難所・食事の提供などで協定 松川村 冠婚葬祭互助協会と

 松川村は18日、冠婚葬祭事業者で構成される業界団体・一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)と災害時の協力に関する協定を村役場で結んだ。地元では村内東松川南で葬儀場・たかせ川法祥苑を運営するアステップ信州=松本市=が加盟。身近な施設の協力を得て、万が一の災害時に備える。
 協定は災害発生時に、帰宅困難者への避難所や被災者に対する炊き出し・食事の提供、また犠牲者が発生するような万が一の大規模災害時には遺体を安置する施設や資材などの提供を全互協の加盟事業所から受ける。
 全互協は全国201事業者が加盟し、これまで全国の214の自治体と協定を結んできた。県内では松本市、飯田市に続いて町村では初めての協定締結。
温泉郷 遊歩道ライトアップ 大町 アルペンルート開通「夜も楽しんで」

 大町市平の大町温泉郷の事業者などでつくる大町温泉郷未来検討会議(遠藤美湖座長)は温泉郷エリアのライトアップを始めた。地域のにぎわいを創出する取り組みで、立山黒部アルペンルートの全線開通に合わせて実施。観光客や地域住民が夜でも楽しめるよう遊歩道などに足元を照らすライトを設置した。温かな灯りで辺りを照らし、夕方や夜間でも散歩などが楽しめる。
 同会議は、地域ぐるみで温泉郷の再活性化を図ろうと立ち上げ、ライトアップ事業は令和4年から取り組んでいる。このほど行われた作業には、会員など約20人が参加し、鹿島川沿いの遊歩道約600bや、温泉郷中心部の道「あいどう路」沿い約400bにソーラーライト約600個を設置した。
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