2025年10月1日(水)付

国宝に懐かしの昭和歌謡 大町 仁科神明宮で5日無料公演

 昭和百年の今、仁科の杜(もり)に懐かしの昭和歌謡が響き渡る―。大町市社宮本の国宝仁科神明宮で5日、東京大衆歌謡楽団による奉納演奏が開催される。古き良き昭和歌謡を歌い演奏する4兄弟のバンドで、全国の神社仏閣で奉納演奏を行う。今回は社地区敬老会を兼ねた住民の交流イベント「集いINやしろ」(4日)に出演が決定した際、関係者から「社の地には国宝仁科神明宮がある」と聞き、奉納演奏を希望。神社関係者の協力を得て無料公演が実現する。
 奉納演奏に向けて関係者は「大町市の宝、国宝である素晴らしい神社を多くの人に知ってもらうとても良い機会にもなる。歌と演奏で来場者に元気をもらってもらいたい」と話し、来場を呼び掛けている。
非舗装路走り自転車で秋満喫 白馬 愛好者集いグラベルミーティング

 白馬村内のグラベル(未舗装路)を含むコースを走るサイクルイベント「iRC TIRE 白馬グラベルミーティング」(実行委員会主催)が9月27日と28日、白馬グリーンスポーツの森を主会場に村内で開かれた。県内外から両日約200人が参加。グラベルバイクやマウンテンバイク(MTB)の愛好者が集い、秋晴れの白馬を楽しんだ。
 昨年に続いて2回目の開催。初日は神城地区(約25`、獲得標高約350b、グラベル率38%)、2日目は北城地区(約20`、獲得標高約300b、グラベル率13%)で地域を周回するコースを設定し、参加者はグリーンスポーツからサイクリングに繰り出した。村内には補給を受けるエイドや撮影スポットを設営し、この季節ならではの白馬の魅力を満喫しながら走った。
移住の不安解消に 池田町 検討者向けに開設 「お試し住宅」10月利用開始

 池田町は10月から、町への移住を検討している人が利用できる宿泊施設の利用を開始する。人口減少対策として、有料で1週間ほどの短期滞在ができ、池田での暮らしの不安解消につなげる。オープンを前に、9月29日に内覧会が行われた。
 住宅は池田二丁目の木造2階建て1軒で、このうち1階の3LDK部分を利用できる。台所や水回りをリフォームし、キッチンには冷蔵庫、炊飯器、レンジなどを完備。浴室・トイレも使え、2室にエアコンも備え付けてある。
 2泊3日から7泊8日までの短期滞在で利用できる。町役場や商店、学校、病院が近い街中の施設のため、買い物や生活の利便性など町で暮らす雰囲気や環境を知ることができる。一軒家なので家族連れでも使いやすい。家探しや仕事探しの拠点としても使える。観光には使えない。
「お米いっぱい」稲刈り 松川南保育園 農作業に興味津々

 松川村の松川南保育園ほし組の年中児13人は9月25日、自分たちで育てた稲の収穫を同園庭で行った。収穫の工程を学び、収穫の楽しみを味わった。
 園で食育に関わる村営農支援センターの企画推進員・栗林浩さんが、お米を作りたいという園児らの要望に応え、田植えから指導した。
 「やったー」「お米がいっぱいなってる!」などとはしゃぎ、大人の力を借りながら鎌で2束ずつ刈った。ひもで縛り、はぜ掛けも体験。みんなで「おいしくなーれ」と言葉を掛けた。
クマ目撃急増 大北に出没注意報 11月14日まで ドングリ類不作 危険高まる

 里地でのクマの目撃情報が急増し、県は9月29日から11月14日まで、北アルプス地域(大北地域)に「ツキノワグマ出没注意報」を発出している。北アルプス地域振興局はクマの餌となる堅果(ドングリ)類の不作で、人里への出没の危険が今後も継続するとして、対策を呼び掛けている。
 同局林務課によると、大北地域では里地でのクマの目撃件数が9月14〜20日の1週間で15件(大町市7件、白馬村7件、小谷村1件)と、前週の6件から2・5倍に増加。堅果類の着果状況が樹種を問わず悪く、特に栄養価が高いブナの実が「大凶作」という。
反射材配布し事故防止へ 秋の運動最終日 大町で交通安全街頭啓発

 県交通安全運動推進北アルプス地方部は「秋の全国交通安全運動」最終日の9月30日、街頭啓発活動を大町市のザ・ビッグ信濃大町店で行った。北アルプス地域振興局と大町署の職員が、来店者に夜光反射材などを配布し、歩行者や高齢者の事故防止を訴えた。
 参加者は日没が早くなり、夕暮れ時と帰宅時間が重なることで交通事故の危険が高まるとして、ドライバーに早めのライト点灯や適切なハイビームの利用を勧めた。歩行者には明るい服装や夜光反射材を着用し、視認性を高めるよう呼び掛けた。
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